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米朝会談は甚大な成果

 米国のドナルド・トランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長との首脳会談がシンガポールで実現してから1カ月が過ぎようとしているが、この間にその成果をめぐってさまざまな議論がなされてきた。例によって、トランプ大統領と険悪な状態にある米国メディアを主要なニュース・ソースとする日本の大手メディアは批判的な論調が強い。

 まず、会談後に公表された両国の共同宣言には最終的な目標としての朝鮮半島の非核化が明記されたにとどまり、具体的な方法や日程の提示がなかったことである。しかし、両国の首脳会談は史上初の試みであり、まずは顔合わせをすることが最大目的であったはずである。また、北朝鮮にはこれまで具体的な取り決めをしてもそれを反故(ほご)にして裏切りを繰り返してきた経緯がある以上、むしろ長い間、迷宮の奥に居座ってきた北朝鮮指導者を国際社会の白州へ引き出したトランプ大統領の功績は、かつての米国大統領たちの誰もがなし得なかった甚大な成果である。


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