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反基地運動の実体 、地元の住民が犠牲に

沖縄の基地問題で公開対談 パート2

篠原章

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 基地反対運動は一言で言えば末期的症状にある。もともと基地問題で揺れ動く翁長知事だが、最初は北部訓練場のヘリパッドが建設された東村高江にまったく関心がなく、活動家からは高江を裏切るのではないかと思われ、突き上げを食らった。

 翁長氏はオスプレイの事故と機動隊による「土人発言」問題を自分に対する追い風だと思っている。しかし、緩やかな向かい風が続いていて、まだ前に進めていない。

 琉球新報と沖縄タイムスは、北部訓練場を警備する機動隊が残忍だと書いていたが実際はまったく違う。反対派が側溝にはまらないように誘導するぐらいのやさしい対応をしている。一方で沖縄県警はこれまで甘すぎた。

エルドリッジ

 東村在住の依田啓示さんが、反基地活動家に絡まれて、正当防衛しただけで犯罪者扱いされた。これについて、同じ被害者として気持ちはよく分かる。沖縄では「正義」という言葉が悪用されている。本当の正義は何なのか。事実を追及することが一番の正義だ。

 私が海兵隊の政務外交部次長を解職されたきっかけになったウソの報道についてただすよう、琉球新報と沖縄タイムスに問い合わせたが、回答がなかった。わざとウソを書いていることについて私、家族、海兵隊、読者に謝罪すべきだ。そして、記事を全面的に訂正すべき。将来、嘘に基づいて言説が広がることだけは避けたい。もう一つ。再発防止策を取ってほしい。

 北部訓練場の反対運動に一般市民が巻き込まれた。次の被害者はあなた(会場の人々)かもしれない。

 おかしいことに対して行動を起こすことによって、新聞に犯人的に扱われる。こういう社会は異常で不健全で危険だ。止めなければならない。2012年にオスプレイが配備された普天間基地では、車から降りられない異常な状況が続いた。その時、しっかり法律に基づいて対応すれば今のようになっていないはずだ。

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