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沖縄戦史捏造の原因 『鉄の暴風』をうのみに

 1970年9月、赤松嘉次氏と元部下の沖縄訪問から半年後、大阪のホテルで一つの会合が開かれた。第3艦隊の報告会であった。そこで曽野綾子さんは、初めて事件の主人公たち14、15人を見た。死ぬはずだった人々が集まっていた。谷本小次郎氏は「陣中日誌」を配った。この陣中日誌が彼女が入手した第3戦隊に関する文書1号となった。

 一人の隊員が「赤松隊長のことをなぜ間違って書き、なぜ人々はそれをそのまま信じるのか。自分は納得がいかない。真実を書いてください」と激しい口調で訴えた。

 赤松隊長の命令により集団自決が行われたと断定した資料は、50年8月15日発行の『鉄の暴風』(沖縄タイムス編集、朝日新聞社刊)である。

 そして別の資料が70年4月3日のタイムスに発表された星雅彦氏のエッセイだ。星氏は次のように語っている。


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