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昨日の敵は今日の友、自責の念晴れた石原隊長

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 バックナー中将らが立っていた丘陵最東端の真南1キロの地点には日本軍の榴弾(りゅうだん)砲2門が草木で擬装され、じっと隊長の発射命令を待っていた。野戦重砲兵第1連隊長の石原正一郎大尉は砲弾が8発しか残されておらず、その砲弾の標的がくるのを今か今かと待っていた。

 「真北の断崖上の大物を狙え。全弾発射!」と命令を下した。榴弾砲2門が次々と発射された。初弾が目標地点に命中し、黒い煙が上がった。全弾を射ち尽くす前に敵の反撃が始まった。砲弾がビュンビュン飛んできて、白煙を上げた。

 一発の敵砲弾が榴弾砲の端に命中し、その榴弾砲は使えなくなった。石原隊長は砲弾の破片で腰を負傷し、動けなくなり、すぐに米兵に逮捕され、野戦病院で手術を受けた。


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