ワシントン・タイムズ・ジャパン

「こども庁」への疑念、権利の主体は左翼理念

社会混乱に警戒感欠く自民党

 思想史家の渡辺京二はその名著『逝きし世の面影』で、1877年(明治10年)に来日し、大森貝塚(東京都品川区)を発見したことで知られる米国の動物学者エドワード・S・モースの次の言葉を紹介している。

 「私は日本が子供の天国であることをくりかえさざるを得ない。世界中で日本ほど、子供が親切に取り扱われ、そして子供のために深い注意が払われる国はない。ニコニコしている所から判断すると、子供達は朝から晩まで幸福であるらしい」

 渡辺はモースのほか、英国人の旅行家イザベラ・バードらの同じような感想を紹介している。彼ら西洋人から見た明治の日本はまさに「子どもの楽園」だった。今から140年以上の前の“逝きし世の面影”とはいえ、少子化、児童虐待、自殺、貧困・教育格差など子供に関する問題が噴出する現在の日本とのあまりの違いようは、日本人にとっても衝撃的ですらある。


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