«
»

ノーベル賞受賞決定で基礎研究のお寒い現状を指摘するだけの各紙

◆大隅氏が警鐘鳴らす

 「私の研究は、20年前に始めた研究の成果。ノーベル賞学者が日本で毎年出ているなんて浮かれている場合ではない」

 ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった大隅良典・東京工業大学栄誉教授(71)は記者会見などで、事あるごとに基礎科学研究の重要性を訴え、研究を取り巻く現状に警鐘を鳴らしている。今月3日の受賞決定後、公の場で初めて講演したのは7日に横浜市緑区の東京工業大で開かれた同大の研究組織「科学技術創成研究院」発足式典での記念講演。

 「大隅さんは『競争が激化するほど新しいことへのチャレンジが難しくなる。必ず成果で論文になることしかできず、長期的な展望で5年かかるような研究をしてみようというのが続かなくなる』と指摘。国の研究支援が競争的資金中心になり、成果を求める『出口指向』に強まっていることに懸念を示した」(小紙8日付)のである。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
無料で毎月10本までご覧になれます。
新規会員登録へ

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。