ワシントン・タイムズ・ジャパン

改憲で朝毎と同様の自民草案撤回論を主張する日経に欠落する家庭観

◆家庭教育重視の伝統

 かつて新渡戸稲造は、ベルギーの法学者ド・ラヴレーから「貴国の学校に宗教教育はないのですか」と問われ、「ありません」と答えた。すると彼は驚いて「宗教なし!ではどうやって道徳教育をするのですか」と聞かれ、とっさに心に浮かんだのが幼年時代の家庭教育だった。

 それが動機となって新渡戸の名著『武士道』が生まれた。このエピソードは日本語版序文にある。『武士道』はケネディをはじめ海外の多くの識者に愛読され、日本では家庭が人格形成の場と知らしめた。

 1970年代末に「家庭崩壊」が社会問題となると、時の総理、大平正芳は「家庭基盤の充実に関する対策要綱」を作成させた。要綱には「家庭は社会の基本単位であり、我々がより生きるための生活共同体であり、人間の精神と身体、性格はここで培われ、人間の活動力と創造力はここより生まれる」とある。


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