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末期がん患者らが自己の境涯や死について語るサンデー毎日コラム

◆2人に1人ががんに

 1960、70年代、行け行けがんがん、元気いっぱいの青・壮年のビジネスマンが闊歩(かっぽ)し、経済の右肩上がりの高度成長を果たした時代は、個人的に行く末や死を考えたり、自分の境涯を見つめ直したりすることはあっても、それが言論、マスコミ媒体の記事に反映するということはあまりなかった。しかし時代は変わった。

 超高齢社会で、日本人の2人に1人ががんに罹(かか)る時代になった。がん宣告されて亡くなるまでの間、刻々と近づく死とどう向き合うか――こういった問題提起で、読み物風にまとめられた、しかも患者自身の手になる記事が週刊誌上でよく見られるようになった。

 実録、告白ものといった、いかにも深刻ぶったものでなく、当人たちが、読者に対し、皆さんもちょっと考えてみてください、という淡々とした語り口だ。


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