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民法の契約ルール改定に乗じて家族条項に浅薄な改定論を出す毎日

◆家族の有り様は不変

 お金の貸し借りや物の売買といった契約ルールを時代に合わせて分かりやすくする。法制審議会はそんな答申を上川陽子法相に提出した。

 契約ルールを定めた民法には、例えば賃貸住宅の「敷金」の規定がない。それでトラブルが相次ぐなど身近な暮らしに齟齬(そご)が生じている。答申を受け法務省は約200の規定を見直すという。契約ルールの大幅改定は1896年の民法制定後、初めてだ。

 確かに安定した社会を築くには、時に大胆な改革が必要だ。保守の政治思想家として名高いエドモンド・バークも「変更のための手段をもたない国家は、自己を保存する手段をもたない」(『フランス革命についての省察』)と述べている。その意味でも契約ルールの改定は望ましい。


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