ワシントン・タイムズ・ジャパン

福島原発事故や東京五輪をめぐり朝毎が仕掛ける「ゼロリスクの罠」

◆被曝による被害皆無

 福島県民が待ち望んでいた新刊本が世に出た。「東京電力福島第一原発事故から10年の知見 復興する福島の科学と倫理」(丸善出版)。いささか長いタイトルだが、これ一冊で福島の事故被害の実態がほぼ知れる。

 医療ジャーナリストの服部美咲さんの労作だ。放射線被曝(ひばく)の影響や甲状腺検査、廃炉汚染水対策などの基礎知識をデータ豊富に紹介し、原発事故に向き合った科学者や医師らの対談やインタビューで被害の真相に迫っている。

 ざっくり言うと、事故直後に放射線被曝によって病気になったり亡くなったりした人は一人もいない。原発事故から10年が経過した今も一人もいない。原発事故後に生まれた子供に放射線被曝による異常が増えたという事実はない。次世代への影響もない。被曝による甲状腺がんの増加もない。科学者や医師らはそう太鼓判を押す。


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