ワシントン・タイムズ・ジャパン

「縄文遺跡群」の世界遺産登録勧告、宗教や芸術からの視点を欠く各紙

◆常識をひっくり返す

 「ああ、何のために人間はいるのか。発信しよう、激しい愛を。青さのむこう、昼の空の星にまで。発信ゆんゆん、発信ゆんゆん…」

 こんな風変わりな歌詞の高校校歌がある。「宇宙の奥の宇宙まで」。題名も変わっている。福島県立清陵情報高校の校歌で、作詞は詩人の宗左近さん、「縄文人」と呼ばれた人だ。青森県の三内丸山遺跡など17で構成される「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されるというので宗さんを思い浮かべた。

 縄文時代はマルクス主義者らによって長く「原始共産社会」として描かれてきた。定住せず、狩猟・採集の移動生活。集落があっても、せいぜい5、6軒の竪穴住居。階級なき平等社会。それが「縄文の常識」とされた。

 ちなみにマルクスは生産力が発展すると、富める者が貧しき者を支配する階級社会に移行し、その後に革命を経て「共産社会」に至るという唯物史観を描いている。


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