ワシントン・タイムズ・ジャパン
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読者に「情報提供」という名目で“タレこみ”を求める文春の危うさ

◆告げ口や告発を奨励

 週刊文春WEBに「文春リークス」というページがある。「あなたの目の前で起きた事件を募集!」とあり、読者に情報提供を促すものだ。「例えば、ブラック企業の内情から、有名人に関する疑惑、事件や事故、自然災害まで、『記事のネタ』となる情報をお寄せください。『いつ、どこで、誰が、何をした』というように、なるべく具体的な内容を記述してください」(同サイト)と“タレこみ”を求めているのだ。

 既にテレビ局や新聞社も同じようなことをしているが、ジャーナリズムがこうも露骨に“素人”に「記事のネタ」を求める時代になったのかと、少し暗澹(あんたん)たる思いが湧いてくる。もちろん、ニュースはジャーナリストだけのものではないが、以前は記者が自身の情報網を駆使して“ネタ”を得てきた。それが「情報提供」というと聞こえはいいが、要するに「告げ口」「告発」を奨励しているわけだ。まかり間違えば、これによって地位や職を失ったり、逮捕・訴追の対象になる人が出てくる場合もあり、メディアが人を陥れようという悪意のお先棒を担がされ“冤罪(えんざい)”を生む危険性も十分にある。


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