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直下型地震について踏み込んだ情報が欲しい文春「科学連載コラム」

◆発生機構は検証必要

 自然災害、例えば地震が起きると、早々に発生源や大きさが報道され、発生源に近い断層活動の震源元について語られる。しかし地震の実際の発生機構は、その後、詳細な検証期間が必要で、地震直後の見立ては確固たるものではない。

 2年前の熊本地震のケースで言うと、前震、本震の2度の大きな地震が立て続けに起きたメカニズムに対して、地震学を基にした専門家の検証はいまだ続いている。また当の地震は、経験的な事実として2004年の中越地震以外あまり起こっていない直下型であり、新しい知見が得られたはずだが、その中身や地震の教訓については十分、国民には知らされていない。

 西欧文明諸国の多くの国々のように地震がほとんどない所ならまだしも、大きな災禍が頻繁な日本では、専門的な見解であってもその検証の折々にパブリックにすべきだと思う。


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