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    渥美 堅持
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    坂東 忠信
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    遠藤 哲也
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    蒲生健二
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    服部 則夫
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    丹羽 文生
    丹羽 文生
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    太田 正利
    太田 正利
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    ペマ・ギャル...
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    佐藤 唯行
    佐藤 唯行
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    渡瀬 裕哉
    渡瀬 裕哉
    早稲田大学招聘研究員
    山田 寛
    山田 寛
    元読売新聞アメリカ総局長

    令和に関する主要新聞各紙の反応と元号の意外な効果

     新元号「令和」の公表から一夜明けました。昨日はインターネット上もこの元号で大いに盛り上がりましたが、私が見たところ、圧倒的に多くの反応は好意的なものでした(なかには、ごく一部に、そうでない反応もあったようですが…)。こうしたなか、私自身が「メディア・ウォッチャー」の1人として注目するのは、新聞各紙の社説や記事です。新聞によっては、世間の反応とまったく違うものもありました。いわば、年号の発表とは、「一部の新聞がいかに世間から遊離しているか」を嫌というほど見せつけた事件でもあったのかもしれません。

    ●日経の残念な社説

     カレーでもおでんでも、作った直後よりも、半日から1日寝かせた方が、味がしみて美味しいと思います。

     世相を斬る社説もこれと同じで、何か大きな出来事が発生したときには、多くの新聞社は号外を配るなどしてニュース速報を配信し、その翌日に、社説でそれを取り上げる、というスタイルが一般的でしょう。

     昨日、新元号「令和(れいわ)」が公表されました(『【速報】新元号は「令和」(れいわ) 新時代への希望とは?』参照)。予想通り、主要新聞各紙は社説でこの「令和」を取り上げているのですが、各紙のカラーが色濃く出ているように思えます。

     次の日経電子版に掲載された社説は、一見すると無難にまとめているかのように感じられます。


    [社説]新しい元号「令和」がひらく未来は(2019/4/1 19:00付 日本経済新聞電子版より)


     日経は「入れかわる時代の空気を胸に、さわやかな心持ちで種々の課題の解決へ踏み出したいものだ」、「(『平成最後の』という冠詞を)自らの人生の一部となってきた元号を惜しむ気持ちの表れ」など、いかにも「マスコミ業界の優等生」の答案のような文章ですが、最後の行で論説が台無しになっています。


    「あと、ひと月足らずで新天皇の即位と改元である。少子高齢化対策、財政再建、周辺諸国との関係など、難題は山積している」(※下線部は引用者による加工、以下同じ)

    はて?

     財政再建って必要なんでしたっけ、日経さん?

     新元号の話題に、何をさりげなく財務省の増税プロパガンダを混ぜているのでしょうか?

    『財務省のウソ「国の借金論」を暴露する複式簿記の導入は必須』などでも申し上げましたが、「財政再建が必要」と主張する人は、「グロスの公的債務残高GDP比率が高い」という点だけを問題視しているのですが、バランスシートで見ていただければ、日本の財政にはまったく問題がありません。

     また、「周辺国との関係」と言われても、世界196ヵ国(※台湾を入れると197ヵ国)のうち日本と関係が悪いのは無法国家である韓国、北朝鮮、中国、ロシアくらいなものであり、それ以外の192ヵ国との関係は良好ではないでしょうか?

     (※余談ですが、昨年9月の産経ニュースの報道によれば、日本政府は今年の秋に予定されている即位の礼で、世界195ヵ国の国家元首らに対して招待状を発送するのだそうです。なぜ「196ヵ国」ではなく「195ヵ国」なのかについては、北朝鮮が除外されているからだと思います。)

    ●新元号に敬意払う読売、敵意ひた隠す朝日

     一方、主要紙の社説の中で、この新元号に対する敬意が感じられたのが、次の読売新聞の社説です。


    元号は令和 新時代を実感できるように(2019/04/02付 読売新聞オンラインより)


     読売新聞はこの「令和」を巡り、「新たな時代を象徴する言葉として、多くの国民の間で、親しまれていくことを願いたい」としたうえで、「なじむまで時間はかかるかもしれないが、おおらかな情緒を感じさせる2字ではないか」と指摘します。この点については共感せざるを得ません。

     また、わが国の248の元号のなかで、「日本の古典からの引用は初めて」という重要な点についても指摘しており、天皇陛下の御即位前に元号を定め、公表したこと、政府が閣議決定後に皇太子殿下に報告したことなどについても、「丁寧な手続きを心掛けた」と評しています。

     また、「グローバル化が進み、西暦の利用が増大しているとはいえ、日本の伝統である元号を様々な場面で活用する方途を探りたい」とする一方で、改元に伴う社会的な影響についてもしっかりと言及しており、さらには


    「代替わりに伴う儀式は来年まで続く。つつがなく執り行われるよう準備を尽くすべきである。」


    と締めていますが、この点についても読売の指摘どおりでしょう。

     もっとも、この読売の社説に残念な点があるとすれば、皇太子殿下のことを「皇太子さま」などと意味不明な敬称で呼称していたり、天皇陛下のご譲位を「退位」と書いたりするなど、皇室に対する敬語の使い方が完璧に間違っている点でしょうか。それだけで、説得力も半減してしまいます。

     一方、この読売の社説と対照的に、元号に対する敵意をうまく隠そうとして、隠しきれていないのが、次の朝日新聞の社説でしょう。


    (社説)平成から令和 一人一人が時代を創る(2019年4月2日05時00分付 朝日新聞デジタル日本語版より)


     朝日新聞の社説は、一見すると元号に対する敵意は剥き出しになっていませんが、文中、


    「中国に起源を持つ元号は、「皇帝による時の支配」という考えに基づく」



    「改元1カ月前という今回の政府の決定は、国民生活を最優先したものとは言い難い」


     など、引っ掛かる箇所がいくつもあります。「天皇が時を支配するものである」、「元号は国民生活を無視するものだ」、とでも言いたいのでしょうか?まさに隠しきれない隠し味、といったところでしょう。ただ、さすがに元号を正面切って批判すれば、読者の朝日新聞に対する批判が殺到するとでも思ったのでしょうか、


    「元号への向き合い方は人それぞれであることは言うまでもない」「もとより改元で社会のありようがただちに変わるものではない。社会をつくり歴史を刻んでいくのは、いまを生きる一人ひとりである」


    と、何が言いたいのかさっぱり理解できない文章で社説を締め括っているのが印象的です。

    ●支離滅裂な琉球新報

     さて、私自身、日本で最も支離滅裂な新聞といえば、琉球新報か沖縄タイムスだと思いますが、いちおう、琉球新報の社説についても見てみましょう。

    <社説>新元号「令和」発表 公文書の西暦併記推進を(2019年4月2日 06:01付 琉球新報より)
    琉球新報は

    「沖縄で日本の元号が一般に用いられるようになったのは140年前の琉球処分(琉球併合)以降のことである」


    「復帰前の米国施政下では西暦が中心だった」

    と述べ、あたかも元号は押し付けられたものであるかのような言いぐさをしています。また、


    「戦争責任が天皇制に根差すものであるとの見方から、複雑な県民感情があり、元号法制化に対しても反発があった」

    とする下りも、あまりにも一面的です。そして、

    「「令和」には人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められているという。「厳しい寒さの後に見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人の日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたいとの願いを込めた」と安倍晋三首相は言う。/花を咲かせる以前に、戦争や災害のない時代であってほしい。新たな元号が平和の代名詞になればいい。」


     という下りを読むと、「花を咲かせる」ことよりも「基地問題」で大騒ぎすることの方が大切だ、という宣言にしか見えません。

     もっとも、琉球新報(や沖縄タイムス、北海道新聞など)には、朝日新聞がかわいく思えるくらいにぶっ飛んだ社説が堂々と掲載されているため、「ネタ」として読む分には面白いのかもしれません。

    ●産経コラムは令和を歓迎

     さて、産経新聞のウェブ版『産経ニュース』については、「社説」とは銘打っていないものの、次のような「主張」がありました。

    【主張】新元号に「令和」 花咲かす日本を目指そう 万葉集からの採用を歓迎する(2019.4.2 05:00付 産経ニュースより)


     産経ニュースの優れている点は、敬語の使い方が、主要メディアのなかでは丁寧である点であり、これについては敬語の使い方がメチャメチャな読売新聞にも見習っていただきたいところです。

     それはさておき、産経ニュースは元号が「未来へ繋ぐ伝統文化」であり、また、令和の出展である万葉集は「天皇から庶民まで多彩な日本人が詠んだ和歌を集めた優れた古典」、「元号の典拠にふさわしい」などとしつつも、政府に対しては

    「日本で暮らし、または旅を楽しむ外国人が、格段に増えた時代である。政府は195カ国の政府や国連などの国際機関に「令和」を通知した。国内にいる外国人にも元号を理解し、親しめるよう工夫をこらしてほしい」

    とも注文を付けています。

    また、今回の新元号公表に当たっても、

    「正式な手続きは、新天皇の下でとるべきだった。政府が新元号を内定の形で発表し、改元の政令には、これからの時代を担われる新しい天皇が署名、押印されるのが自然である」

    と指摘しているのですが、これは「保守メディア」である産経であればこその、非常に鋭い視点でしょう。

     そのうえで産経は

    「将来は制度を改め、閣議決定した元号を新天皇が詔書で公布されるようにしてもらいたい」

    と苦言を呈しているのですが、安倍政権もこの産経の指摘にはしっかりと耳を傾けてほしいと思います。

    ●米WSJ、元号に興味津々?

     さて、社説ではありませんが、最後にこの記事についても取り上げておきましょう。

    Japan Chooses Reiwa as Era Name for Next Emperor(米国夏時間2019/04/01(月) 02:28付=日本時間2019/04/01(月) 15:28付 WSJより)

     米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は昨日、「日本語で書かれた1300年近くも前のポエムをもとに、5月1日の徳仁皇太子の即位にともなう新時代の名称を選んだ」と速報しました。

     しかも、記事の中ではわざわざ画像で “Heisei” “Reiwa” とそれに対応する漢字を紹介したうえで、 “New Era” (新時代)というキャプチャを付けて解説しているほどです。

     そのうえでWSJは、


    In Japan, the government and many people in ordinary life use the number of years in the current emperor’s reign in place of the Western system of counting years. Each emperor’s era has its own name, and the present year, 2019, is Heisei 31, the 31st year since Emperor Akihito assumed the throne. It will become Reiwa gannen, or the first year of Reiwa, when Naruhito becomes emperor on May 1.(仮訳)日本では政府や多くの人々が日常的に、西暦のかわりに現在の天皇の時代を象徴する時代名の年を使用している。各天皇の時代は固有の名称をもっており、たとえば今年、2019年は「Heisei 31」、すなわち明仁天皇が即位して以来31年目であることを意味する。5月1日に徳仁が天皇に即位すれば、「Reiwa gannen」、つまり令和の初年度となる。


    など、元号になじみがない英米圏の読者にも元号をわかりやすく紹介しています。

     さらには今回の令和については、「伝統的に中国の古典から採用されていた歴代の元号と異なり、日本の古典から採用されたこと」に意義があると指摘。文末には昭和天皇と第二次世界大戦について、


    World War II ended in Showa 20, or 1945, the 20th year of Hirohito’s reign. He is known posthumously as Emperor Showa, while Akihito will be referred to as Emperor Heisei after his death.


    などと述べています。

    また、この記事の読者コメント欄には、

    Not going to be “Nissan”, I guess.

    や、

    Sounds like a good name to me/I wish the new emperor good luck and prosperity to Japan

    といったものに加え、日本語で

    ご幸運を祈ります

    などの書き込みもあり、おもに米国人と思しき読者もこの日本の習慣を楽しむとともに、日本に対してシンプルな好意を抱いてくれていることが伺われて興味深いところだと思います。


    「新宿会計士の政治経済評論」より転載
    https://shinjukuacc.com/20190402-02/

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