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昭和天皇の心の声を聞く 御製・直筆草稿が物語るもの

昭和天皇

なぜ? 御製集未収録の疑問 病気の香淳皇后気遣う歌など

 昭和天皇の御製(和歌)の直筆の草稿とメモが発見され、世界日報社は独自調査を進めてきた。それらには昭和天皇の御心が率直に吐露された未発表の作や、皇族方、親しくされていた人々や国民への思いの滲(にじ)む歌が含まれる。一方で、それらの歌が、なぜ平成2年に宮内庁侍従職が編纂(へんさん)した御製集『おほうなばら』(読売新聞社、絶版)に収録されなかったのか。編纂者がどのような判断で撰歌を行ったのか疑問も浮かんでくる。(昭和天皇御製草稿取材班)

 宮内庁の罫紙に昭和天皇が鉛筆で記した草稿で、未発表の歌約250首が確認された。昭和60年ごろから病に臥(ふ)される63年までのものとみられる。

 未発表の歌で、はっと胸を打たれるのは、御在位60年記念式典の「國民の祝ひをうけてうれしきもふりかへりみればはづかしきかな」である。昭和末の繁栄の中でも、深い内省の中にあった昭和天皇の心の奥の声を聞くようである。


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