ワシントン・タイムズ・ジャパン

信州大教授が3月、子宮頸がんワクチンにより…

 信州大教授が3月、子宮頸(けい)がんワクチンにより脳障害が起きる可能性があることを公表したが、マウスを使った実験結果に対して月刊誌「Wedge」が「捏造だ」と報じた件。その後、同大に外部調査委員会が設置され調査していた。

 同委は「実験成果は必ずしもイコール科学的解明ではない」としながら「不正行為は認められなかった」との調査結果を発表した。当事者の池田修一教授(脳神経内科)も代理人を通じ「捏造も不正もなかったことを実証してもらい安堵した」とコメントを出した。

 その上で「引き続きワクチンの副反応に苦しむ女児たちの診療に全力を注ぎたい」と。新しい科学的知見に対する反動は、とかく大仰になるものだが、屈することなく、今後も真実を追究してほしい。

 中傷や無理解などで苦しめられている――。今夏、子宮頸がんワクチンの接種で健康被害が生じたとして国と製薬会社2社を訴えた女子大生ら63人の中にもそんな経験を持つ人が少なくない。

 東京での訴訟で「激痛のため転学したが、学校や病院からは“詐病”と言われた」「症状は言い訳だと話を聞いてもらえなかった」(19歳の大学生・園田絵里菜さん)、「接種前、薬の情報が得られなかった」(21歳の大学生・酒井七海さん)などの声を多数聞いた。

 20歳前後の女性にとっては悔しい限りだろうが、池田教授らの今回の実験成果も彼女たちへの追い風になることを期待したい。

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