ワシントン・タイムズ・ジャパン

眞子さま御婚約の効果

 秋篠宮家の眞子殿下と小室圭さん、共に25歳の若いカップル誕生に日本中が明るい空気に包まれた。同年齢の子供を持つ親の一人として、爽やかな20代の結婚に心動かされる会見だった。

 厚生労働省の「21世紀出生児縦断調査」によると、昨年15歳になった中3男子の41・9%、中3女子では60・2%が「20代で結婚したい」と回答。しかも中1時点と比べ、男子は8・7ポイント、女子は5・2ポイントも上昇した。子供を持つ時期も、中3男子の3割、女子の5割が「20代に子供を持ちたい」と答えている。調査は昨年実施された。眞子さまの御婚約が影響した訳ではない。

 30代の結婚・出産が当たり前のご時世、中高生は意外に健全で前向きな考えと意識を持っている。2年前から文部科学省が進める、結婚と出産の正しい知識を伝えるライフデザイン教育の効果と言えようか。

 とは言え、20代になると結婚願望は急速に低下する。国立青少年教育振興機構の若者の結婚・子育てに関する調査(平成27年実施)では、20~30代の若者の2割が「結婚したくない」と答え、「子供はほしくない」も年齢が上がるごとに上昇している。仕事や年収など経済理由が大きい。

 ところで、結婚に前向きになるかどうかは、親の価値観や世間の空気が多分に影響する。結婚は個人の自由意思に任せるべきだと言いながら、「結婚は大学院を出てから」と、わが家も親の考えを押し付けている。その意味では眞子さま御婚約は時代の先を行っている。今回の御婚約で、婚姻数は1万~2万組増え、経済効果は1000億円との試算が早くも出ている。経済効果はともかく、20代の結婚が増えることは間違いない。

 これを一時的なブームに終わらせないためにも、20代の結婚を後押しする大胆な政策が絶対に必要だ。幼児教育の無償化、高等教育の負担軽減など、御婚約を機に若者世代への公的財政投資を期待したい。(光)

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