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初めての家庭訪問

 先日、息子が通う中学校の家庭訪問があった。息子は1年生だが、小中学校を通じて家庭訪問は初めての体験。ママ友と情報交換しながら、数日前から部屋の掃除をして準備した。

 当日は、我が家の訪問が最後だったこともあってか、担任と20分程度懇談。家庭での息子の様子や、親が取り組んでいることを伝えることができたと、妻も喜んでいた。

 家庭訪問の目的は、教師が家庭の雰囲気などを知り、子供への理解を深めるため。また緊急時に備えて子供たちの家の場所を確認することも大切な目的と言われている。

 だが、正確な統計は分からないが、ここ数年は家庭訪問をやらない地域が増えているという。共働きの家庭が増えて日程の調整が難しかったり、掃除など準備が大変ということもある。家庭に入られることを嫌う風潮もあるだろう。

 筆者が住んでいる川崎市でも、息子が小学校の時は行われなかった。再開されたのは、川崎で昨年1月に起こった中1男子生徒の殺害事件がきっかけだったようだ。

 最近は、親の負担を考慮して、玄関先で話すようにしている学校もある。ベネッセが平成25年に、小中学生の保護者に行った家庭訪問についてのアンケートでは、面談した場所は「居間・リビング」が44・6%、「玄関先」が43・4%だった。

 そして、「今後家庭訪問をしてほしい」という保護者は3割。7割の保護者は「そう思わない」と答えている。時間が限られていて学校で行う面談と変わらない、やはり準備が大変といった気持ちが強いという。しかし、短い時間でも子供と親の日常空間を見てもらうのは悪くないと思う。

 最近はPTAの役員のなり手がいないという話もあるが、親の方から学校、教師と連携を深めるきっかけにできれば、家庭訪問の価値はあるという気がする。(誠)

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