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梅毒感染者が5年で3倍 目立つ女性の増加傾向

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 性感染症の一種、梅毒の感染報告が急増している。国立感染症研究所のまとめによると今年報告された感染者は10月28日時点で2037人。昨年1年間の1661人をすでに大きく上回っている。

 梅毒の報告者数は、2008年に831人まで増えた後、いったん減少。10年(621人)から再び増え始め、この5年間で一気に3倍に。

 最近の感染傾向は、一つは女性の増加だ。今年の内訳は男性1463人、女性574人で、昨年同期に比べて男性は1.4倍だったが、女性は倍増。10年(124人)から約5倍に増えた。

 もう一つは、感染経路が異性間性的接触によるケースが増えたこと。今年は、異性間が615人(昨年同期比1.7倍)、同性間が487人(同1.0倍)だった。

 梅毒に感染すると、陰部の潰瘍やリンパ節の腫れなどの症状が出る。妊娠した女性が感染すると早産や死産など胎児に重篤な影響を及ぼすこともある。

 梅毒の感染がなぜ増えているのか、原因は明らかになっていない。しかし、同研究所は「不特定多数との性的接触がリスク」と警鐘を鳴らしている。厚生労働省は11月、啓発のためのリーフレットを作成した。

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