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児童虐待相談7万件超に「心理的」や「父親」が増加

児童虐待相談7万件超に「心理的」や「父親」が増加

児童虐待の相談種別対応件数の推移

 児童虐待の相談件数が7万件を超えた。

 厚生労働省が先月発表したデータによると、平成25年度に全国の児童相談所が対応した児童虐待相談件数は7万3802件。前年度から一気に約7000件増えた。これにより2年連続して約7000件も増えたことになる。

 目立った傾向の一つは、虐待を受けた児童の兄弟が間近で虐待を目撃するなどの「心理的虐待」が増えていることで、25年度は「身体的虐待」を上回った。

 また主な虐待者は、以前は6割を超えていた「実母」が低下し、54.3%となった。一方で、ここ数年は「実父」の割合が増えており、25年度は31.9%と3割を超えた。

 警察庁がまとめた児童虐待事件でも「父親」が増える傾向にある。25年の事件(467件)のうち虐待者が「実父」だったのは37.3%で、「養・継父」は24.5%、「実母」は21.0%だった。

 母親が子育てで孤立しないよう行政などが支援することは必要だが、同時に、虐待の防止には結婚前に男女とも「親」になるための教育を実施することや、夫婦関係を深めるためのケアなど、家庭の基盤を強化する支援も重要だ。

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