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スマホで写真を撮るだけ、花の名が分かるアプリ

 昨年に続き緊急事態宣言下のゴールデンウイークが終わった6日朝、駅までの道を自転車で往復しながら、ふと周りを見渡すと、春先からそれまで咲き続けていた庭木の花がほとんどなくなって、鮮やかな新緑に覆われていた。

 「若葉が町に急に萌(も)えだした…… ある日私が知らないうちに……」。古い流行歌の歌詞ではないが、仕事や家庭の雑事に追われて心の余裕がなかったようだ。

 自転車で片道7、8分の距離でも、周辺の庭木や道路横の木は冬の終わりからさまざまな花に彩られる。

 白い木蓮、いろいろな種類の桜、生け垣を飾る赤い椿(つばき)の花、白や薄紅色の花を咲かせるハナミヅキ、紫の木蓮……。

 花が散って庭木の多くが緑に覆われても、よく見ると、今度はツツジやバラの低木が色とりどりの花を咲かせ、甘夏の木に咲いた白い花から甘い香りが流れてくる。こんなふうに、季節の花を愛(め)でながら過ごす半自給自足の田舎暮らしもいいのかも……。妻から耳にタコができるほど聞かされた老後の理想に少し心が向かい始めたのかもしれない。

 とはいえ、庭木や低木もそうだが、草花になるとタンポポやシロツメクサ、レンゲなど、子供の頃に近くの野原で見た花くらいしか名前が分からない。近くの花壇や花畑に行くと、花の色や形が多様なだけでなく、茎や葉っぱが銀色ないろいろな草(植物)まである。そのほとんどの名前が分からない。

 誰かスマートフォンで写真を撮るだけで花(植物)の名前が分かるようなアプリを作らないのか、と思って探すと、既にそんなアプリがあった。さっそくスマートフォンに取り入れたが、近くの花を撮っても、まだまだ正確さに欠けるようだ。これからどんどん性能を向上させて、植物好きを多くつくってもらいたい。

(武)

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