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神戸市小学校教諭間のいじめ問題に、批判殺到で大炎上

 ここ数日、教諭間のいじめ問題が世間を騒がせています。兵庫県神戸市の東須磨小学校で、4人の教諭が中心となって他の教諭を「いじめていた」という耳を疑う報道に驚きました。校長の会見や、被害教諭の証言、加害教諭の謝罪文などが公開されました。聞くに堪えないいじめの内容や、保身しか考えていない校長や加害教諭に対しての批判が高まっています。

子供のいじめより陰湿でオープンな大人のいじめ

 いじめの被害を訴えたのは、2017年に新人として赴任してきた20代の男性教諭。その後、2人の男女の教諭がセクハラやいじめにあっていたことを訴えました。

 20代の男性教諭は、ニュース番組宛てに被害状況を告白するコメントを寄せていました。その中で、夢見ていた教師になり、希望を持って担任を受け持っていたことを話した後で、赴任した夏頃からいじめに遭っていたことを打ち明けていました。初めはいじめを、「いじられている」と思い込ませていましたが、強要されることをしないと無視され、かと思えば態度をコロッと変えて凄まじいことを強要されたと明かしていました。

 校長に面談をしていじめを訴えたものの、加害教諭に指導したと言うだけで具体的にどのような指導をしたかは教えてくれなかったといいます。面談の際に、無視されたら怖いので、自分が言ったと絶対に言わないでくれと言ったにもかかわらず、無視されることも受け入れないといけないと言われ、結局、加害教諭らに無視されるようになったそうです。そして、信頼していた教員にも裏切られ、職員室には自分の居場所がなくなり、担任している児童のクラスだけが居場所だと思えたと話しています。しかし、その後も男性教諭は常に悪口を言われているように感じ、職員室が怖くなり、毎朝吐いて泣きながら学校に向かう毎日だったと明かしています。

 大人の男性をこれほどまでに追い詰めたいじめとはどれほどのものだったのでしょうか。ネットや報道を見ていると、呆れたことに加害教諭がいじめている様子を撮影しており、それを入手した報道番組が、過激ないじめの一部を連日報道していました。被害教諭を加害教諭が抑え込み、他の加害教諭が激辛カレーを無理やり顔に持って行き、「辛いの好きじゃないんです!」と訴える被害教諭の嫌がる姿を見て大笑いをするという下品で卑劣な動画や、加害教諭が新車で購入した車の上に土足で乗る加害教諭の画像を公開していました。また、激辛ラーメンや、キムチ鍋のスープを無理やり飲ませたりしていたことも報道されていました。

 被害教諭は兵庫県警に被害届を出し、陰湿ないじめ行為が次々と明らかになっていっています。9月に被害教諭の家族が市教委に相談し、いじめ問題を市教委が把握した際、認定したいじめ行為は約30ほど。その後、被害教諭が更に約20の未確認のいじめ行為を訴えました。また、他にも男女の教諭が「性行為を強要された」と明かしており、加害教諭から指定された行為の写真を撮影しろと脅され、その写真を20代の被害男性教諭に送れと強要されたということです。

 子供を指導する立場の大人として何よりも問題なのが、児童の前でいじめをオープンにしていたという点です。加害教諭に教わっていた元教え子の児童は、激辛カレーを食べさせているのを見ていて、おもしろかったと証言していました。また、教師同士のいじめを目の当たりにすることで、反面教師にするどころか真似をするようになったのか、いじめは悪いことではない、面白いことだと思うようになったのか、児童達の間でもいじめが急増したという報道もありました。

 にわかには信じがたい学校内の、それも教師のいじめ問題。未だ加害教諭は自宅謹慎。被害教諭は刑事告訴も考えていると言われていますが、加害教諭らの処分は決定していません。

罪悪感が見えない主犯の加害教諭の謝罪文

 このいじめ問題を受けて校長は会見を開き、「教員として、人として許されるべきではなく、東須磨小の子どもの前では今後、指導させない」と話しました。校長は、6月に市教委の訪問を受けた際、心配があると伝え、市教委は力になると話していたと言います。市教委はその後、校長から指導で解決したと報告があったと説明していましたが、校長は指導したことは報告したが、解決したとは言っていないと否定しました。

 報道陣から隠ぺいする意図の有無を問われた際、市教委の訪問時は気になっているという話もしたし、教員の名前も挙げて伝えており、これから指導するということも伝えていたため、隠すつもりは一切なかったと隠ぺいを否定。加害教諭を指導した後、具体的な内容を市教委に報告しなかった理由について、指導する中でもう絶対にしないという態度であったこと、自分が教諭間の仲を改善できるかもしれない、ずっと見ていこうという気持ちがあったことを話し、具体的に言わなかった理由は言葉で上手く説明することが難しいと話しました。

 また、加害教諭4人はそれぞれ、謝罪文を公開しました。主犯となっていたのはいじめグループのボス的存在、ある報道番組では「女帝」という呼び方をされていた40代女性教諭。通常は市教委が人事を決めるのですが、校長同士で相談して教諭の異動を決め、互いに了承すれば教育委員会に承認を求めるという「神戸方式」で採用されたと報道でされています。 前任の校長が引っ張ってきた教諭なので、校長のお気に入りとなっていたのか、他の教諭がいじめに気付いていても声を上げにくいとされていたそうです。

 その女性教諭含め4人の謝罪文に対して批判の声が上がっているのですが、特に主犯の女性教諭の謝罪が全く謝罪になっていないと批判が高まっています。謝罪文の前半では、子ども達に対して申し訳ない、他の職員を傷つけることになり、子共たちの前に出られなくなり、申し訳ない、自分の行動で迷惑をかけてしまって申し訳ないと、子ども達に向けて謝罪しています。後半、被害教諭に対して述べています。「被害教員に対しては、ただ申し訳ないというしかありません。被害教員のご家族に画像を見せられ、入院までしている事実と、苦しんでいる事実を知りました。本当にそれまでは、被害教員には自分の思いがあって接していたつもです。自分の行動が間違っていることに気付かず、彼が苦しんでいる姿を見ることは、かわいがってきただけに本当につらいです。どうなっているのかと、ずっと思っています」と、自分のせいで苦しんでいる相手に対して、かわいがってきた、苦しんでいる姿を見るのはつらいと、よく言えるものだと呆れてしまいます。何故、被害教諭が苦しんでいるのか全く理解できていないと思われても仕方ありません。

東須磨小のいじめ問題、対応、加害教諭に対する批判の声殺到

 東須磨小は保護者説明会を設け、給食にカレーを出さないことと、家庭科教室の改修を行うことを決めたことを明らかにしました。出席した保護者からは、保護者の感覚と学校の対応がずれているという声が上がり、ネット上でも、教諭間のいじめ行為、加害教諭の謝罪文、保護者説明会で発表された学校の対応について批判の声が上がっています。

 「大人になっていじめ(いやもう傷害事件だけども)をする奴は、学生時代も絶対にやっていたと言い切れる。人を貶める快感が忘れられないんだろう。 逮捕なり顔出し謝罪して、いずれこういう事になるぞ、というのを生徒に見せるべき。犯罪教師らが最後にやるべき教育」

 「はっきり言ってこの学校は終わってるよなー てか、神戸方式ってやってる教育委員会が終わってるんだよな 女教師は自己弁護しかしてないよな マスコミはボカシを入れて加害者庇護、犯罪者なんだからさっさと実名報道しろよ。校長含め二度と教師が出来ない様にしろや」

 「(傷害・強要など数多の犯罪行為)、加害教員4名が文書で謝罪してるけど実名公表なし。挙句、女性教員(主犯格)においては被害者を『可愛がっていたつもり』と。時津風部屋力士暴行死事件の殺人力士と同じ思考。かわいがりで犯罪行為。これを許したら神戸の教育は最低だということ」

 「『自分の行動が間違っていると気づかなかった』じゃなくて『自分の行動が間違っている事に気が付いていたけど面白いからやめられなかった』の間違いじゃね? 加害教論の精神が不安定な状態は今じゃなくて、いじめの真っ最中じゃね? 異常者極まりない!」

 「神戸市の教育委員会おかしいんじゃね!カレーじゃなくて、加害者教師と元校長を一切の教育から辞めさせるべきだと思う」

 「子供たちに何も罪は無いのに、楽しみにしていただろうカレーがトラウマとなってしまうことは残念でならない。また、家庭科室を改修すると言うことだか、費用は一体どこから出るのだろう。責任もって加害者の自己負担で行って頂きたい」

 「なんで本人が顔晒して謝罪しねえんだよ 刑事告訴できっちりカタつけて本人が自分の口で謝れよ 散々部下に卑猥な文章送らせたり、車破壊したり、刺激物を目に入れたりしてきたくせに『加害者が精神的に不安定になっている』ってアホか」

など、批判を通り越して、加害教諭が実名報道されないことや、メディアに顔を晒して謝罪しないことなどに対して怒りを覚えている人達が多数います。

 報道では実名や顔は公開されていませんが、ネット上では既に加害教諭4人や、前任の校長の名前、顔写真、略歴などが晒されています。指導者としてあるまじき行為を、何の罪悪感もなくただ楽しんで行っていた加害教諭らに対して、「社会的に抹消しないといけない」、「いじめではなく刑事罰だ」、「逮捕されるべきだ」と訴える声も少なくありません。

 被害教諭の家族や、本人が訴えたためにここまで公になったいじめ問題ですが、教員間の些細ないじめは稀ではないということがネットの声を通して分かりました。ここまでひどくはないが、多少のいじめはあったと言う人や、会社でもあることだという人もいます。子どもの時にいじめていた人は大人になっても繰り返すのかもしれません。些細ないじりからエスカレートし、良心の呵責を感じず自分を擁護し、苦しむ相手を見てストレスを発散して皆が盛り上がっているのだから、犠牲は必要だと思うのでしょうか。

 教員間のいじめは小学生以下だと批判されていますが、小学生でもこんなことはしないと憤る子どももいるとか。大人になるにつれて叱る人がいなくなり、地位を得れば何をしても許されると、精神が子どものまま大人になった人は勘違いするようになるのでしょう。そういう人達が教師をしていたと思うと教わっていた子ども達も被害者に見えてきます。

 いじめを苦に自殺する子どもが後を絶たないことを教諭であれば知っているはずで、道徳の授業でも必ずいじめ問題について考えさせられます。それを指導する立場の人間が自ら率先していじめる側に回るというのは憤りを覚えます。加害教諭は全員教員免許を剥奪されるべきで、2度と教諭として壇上に立つことは許されないと思います。未だ処分は決定していませんが、教育委員会としては早急に処分を決めてもらいたいです。

 学校側は、カレー禁止、家庭科室改修を行う前に、児童達の心のケアや、正しい指導を行い、いじめが何故悪いのか、学級ごとに話し合いの場を設けて児童の成長を促してもらいたい。そして何よりも、現場の教師、特に表面化していない「いじめ教師」には、いじめはダメだということを徹底的に再教育してもらいたいものです。

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