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少年犯罪で増加が目立つ「振り込め詐欺」と「性犯罪」

少年犯罪で増加が目立つ「振り込め詐欺」と「性犯罪」

少年による詐欺の検挙者数と振り込め詐欺

 警察庁の統計では、少年犯罪は減少傾向が続いている。その中で目立つのが「振り込め詐欺」と「性犯罪」の増加だ。

 統計によると、昨年1年間に振り込め詐欺により検挙された少年(14~20歳未満)は262人で、前年から一気に100人以上増えた。成人を合わせた全検挙者は1249人で、このうち2割が少年ということになる。15歳の女子中学生が男装して現金の受け取り役になった事件(東京)などがあるが、気軽なアルバイト感覚から詐欺グループに利用されるケースが多いという。また、性犯罪による検挙は456人で、この10年間で最多だ。しかも14歳未満(触法少年)を含めると686人。特に中学生は294人で、昭和62年以降では最多となった。

 一方、少年犯罪全体で見ると、殺人など凶悪犯罪の一部や粗暴犯(傷害や暴行)がこの数年間、横ばいで推移しており、警察庁は「減少傾向に下げ止まりが見られる」と分析している。対応に力を入れる必要があろう。

 現在、政府は道徳教育の教科化に向けた議論を進めているが、学校での規範教育はもちろん重要だ。それとともに、少年犯罪は家庭の影響が大きい。愛情に溢(あふ)れた温かい家庭を取り戻すことを国民全体で意識することが少年犯罪予防の基本である。

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