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論理性欠く沖縄「平和教育」

宮城 能彦

悲劇の原因究明を怠る 世界史的観点からの考察必要

沖縄大学教授 宮城 能彦

 今年も沖縄の終戦記念日である6月23日がやってきた。

 糸満市摩文仁の平和祈念公園では今年も県と県議会が主催する沖縄全戦没者追悼式が執り行われ、安倍晋三首相や翁長雄志沖縄県知事をはじめとした県内外からの遺族や関係者ら約5100人が参列したという。

 毎年6月になると、沖縄の新聞やテレビは「慰霊の日」特集を組み、毎日のように沖縄戦に関する記事や番組が掲載・放送される。沖縄に住む私たちはむしろ、テレビで沖縄戦に関する番組が増えると「そういえば今年ももう6月なのだ」と気が付くようになるという感じである。

 小中高校でも毎年6月になると「平和教育」が行われる。廊下や図書館には、沖縄戦関連の写真が張り出され、沖縄戦を経験した方から直接お話を伺うという特別授業(講演)を行う学校も多い。これは私が小学生であった50年前からほぼ変わらない沖縄の学校の6月の風景である。


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