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銅メダルを取った選手たちの姿

 メダルラッシュの日本選手団の活躍。リオデジャネイロ五輪で最終日の21日を前に、41個(金12、銀8、銅21)のメダルを獲得した。人知れず精進した結果だろう。

 その中でも3位決定戦で勝ち、銅メダルを取った選手たちの姿は印象に残った。柔道の男子66㌔級・海老沼匡、女子52㌔級・中村美里、同57㌔級・松本薫、同78㌔超級・山部佳苗、卓球の女子団体の福原愛、石川佳純、伊藤美誠の各選手ら。

 金メダルを目指してきた選手たちが、準決勝では思いに反して屈し、目を真っ赤に泣き腫らし退場していく場面もあった。だが、その何十分後あるいは翌日には、気持ちを新たにして戦いの場に臨んだ。

 その3位決定戦に勝つこと自体、強い精神力の証しだが、悪びれず、表彰台に立った時の一様にふっきれた晴れがましい表情、立ち居姿がとても良かった。これぞ日本男児、大和撫子(なでしこ)と、誇らしかった。銅メダルの味わいと言えよう。

 人生は七転び八起き、捨てる神あれば拾う神ありだが、それを一瞬のうちに体験した若い選手たちの心理ドラマには見応えがあった。案外うまく自分をコントロールしているな、と思った。

 金の偉大さは銀と銅があってのことで、銀には銀の、銅には銅のドラマがある。「三人寄れば文殊の知恵」「三本の矢」「石の上にも三年」などなど、生活の中でも見つかる3の妙。金、銀、銅の競争には人生のドラマが詰まっている。

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