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選手へのSNSでの誹謗中傷、取締りの検討を

 熱戦が続く東京五輪で、体操女子の村上茉愛選手がゆかで銅メダルを獲得した。体操女子のメダル獲得は57年ぶりの快挙だ。村上選手はインターネット交流サイト(SNS)での誹謗(ひぼう)中傷に苦しんでいたことを明かしているが、表彰台ではひときわ晴れやかな笑顔を見せた。

 新型コロナウイルスの感染拡大後、投稿に批判的な返信が届くようになった。「見たくなくても入ってきてしまう。悲しかった」と話している。

 急性リンパ性白血病を克服して五輪切符を手にした競泳女子の池江璃花子選手への卑劣な攻撃もあった。政治的な意図を持って五輪に反対する人々ないし集団による可能性も考えられる。

球混合ダブルス決勝で中国を破り金メダルに輝いた水谷隼選手と伊藤美誠選手(時事)

球混合ダブルス決勝で中国を破り金メダルに輝いた水谷隼選手と伊藤美誠選手(時事)

 こうしたSNSへの書き込みは、卓球混合ダブルス決勝で中国を破り金メダルに輝いた水谷隼選手、体操男子個人総合で金メダルの橋本大輝選手らにもあった。

 水谷選手は、自身のツイッターで「とある国」から「くたばれ」「消えろ」などというダイレクトメッセージが相次いでいることを明かした上で「免疫ありすぎる俺の心には1㍉もダメージない」と投稿。団体戦でそれを証明する戦いぶりを見せている。

 水谷選手や橋本選手への誹謗は、負け惜しみからのうっぷん晴らしとみることができる。水谷選手のように処理することは、そう難しくはないかもしれない。しかし、池江選手や村上選手への攻撃はより悪質で問題が大きい。どう取り締まるか、当局は早急に検討する必要がある。

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