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生命体と人間との共生関係に真の解決策がある

 横浜市戸塚区で飼育中のアパートから約2週間前に逃げたアミメニシキヘビが飼い主宅の屋根裏で見つかった。近所の人たちはこの間、ちょっとした外出もままならず大迷惑だったに違いない。

 当初、ある専門家は3㍍以上ある蛇は重過ぎて、屋根など高所から身を垂らすことはないと話していた。結局、ある動物園園長の予見通り、蛇は屋根裏にいて鉄骨に固く巻き付いていたという。両者の見立てに矛盾がなかったのはさすがだ。

 飼い主は他にも3匹蛇を飼っていてマニアと言っていいだろう。この種の蛇や珍獣は流通もかなりあって、市中で飼育する人は極めて珍しいということではないようだ。

 日本の12世紀の物語に「虫めづる姫君」がある。蛇ではないが虫に執心し、平安の宮廷婦人に期待される振る舞いを破って顰蹙(ひんしゅく)を買う女性が描かれている。しかし当時から、虫は嫌われながらも一定の存在感を示していたように見える。

 十四、五年年前、台湾の台中市郊外の「蝶(ちょう)の里」と言われる所に行って、白っぽい大ぶりの蝶が道端で勢いよく羽ばたいているのを見掛け驚いた。大小の蝶が豊かな植生の中で人々の生活の場に溶け込んでいてとても印象深かった。

 新型コロナウイルス禍について、ウイルスといえど生命体であり、人間との共生関係にこそ真の解決を見いだせると主張する専門家もいる。長年、研究を重ねた末の意見に共感するところが多々ある。今後、議論を深めていきたい。

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