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小動物の社会的貢献態勢を整えペット先進国へ

 新型コロナウイルス禍で屋内で過ごす時間が増えてペット需要が拡大し、専用ショップでは犬猫が品薄になっている所もある。散歩に出ると、子犬を抱えたり連れたりしている人が前より増えてきた感じもする。

 近年の世論調査で、ペットを飼っている人は国民の3割を超え、飼うのが好きという人は7割近くに上るという結果もある。現代人にとって、小動物の存在が大きな癒やしとなっていることがうかがえる。

 ペット関連業界は景気低迷下でも成長を続けており、今や1・5兆円産業と言われる。ペット向けの食品や生活用品、薬・医具などの開発販売、果ては葬儀の準備、墓の整備まで範囲が広がっている。

 都内の不動産業者に聞くと「ペット可の住宅は増えつつある。RC(鉄筋コンクリート)造では木造に比べてペットを飼うことによる家の破損程度は低いから、家主オーナーの決断次第。むしろそれを可として入居率を高めたいのでは」という。

 従来、住宅事情が犬や猫の飼育を許さないということもあったが、かなり解消されるだろう。東京は急速に高齢者が増えているから、ペットと起居するという風景は当たり前のものになるかもしれない。

 ペットブームは欧米先進国でも起きているが、並行して盲導犬や介助犬、災害救助犬などの活躍が見られ、小動物の社会的貢献の態勢が整っている。わが国はこの点、後発で、ペット大国に恥じぬ共生社会を目指さなければならない。

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