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米大統領選訴訟を伝えることがメディアの役割

 米大統領選の開票から2週間過ぎても、次期大統領を確定できない状況が続いている。バイデン前副大統領が「勝利宣言」し、メディアはそれを前提に報道をしているが、トランプ大統領は大規模な不正があったとして訴訟を起こし、一歩も引かない構えだ。

 不正に関してネットの世界では、正式な投票用紙にはGPS機能が組み込まれていたなど、真偽不明の情報が飛び交っている。バイデン氏が投票日の10日ほど前に、民主党系メディアで「われわれは米国政治史上で最も包括的な選挙詐欺組織を作り上げてきた」と発言したとの情報がSNSを中心に流布したが、これは演説の一部分を切り取ったもので、実際は逆のことを言っていた。

 一方、保守のFOXニュースは不正に関するさまざまな事実を報じている。小紙「NEWSクローズ・アップ」によれば、票の集計ソフトに関する疑惑に焦点が集まっている。

 もちろん大規模な不正があったかどうかは、司法が明らかにすることである。メディアの役割は訴訟がどのように進んでいるかを客観的に伝えることだ。

 日米のメディアがそれを報じないのはどうしたことか。事は民主主義の根幹に関わる問題で、往生際の悪いトランプ氏の悪あがきと決め付けて済ませられない。

 今回の大統領選の最大の敗者は、米メディアだとの声がある。日本の大手メディアも人ごとではない。偏向報道を続けるのであれば、より致命的な敗北となりはしまいか。

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