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科学的データに基づくウィズコロナの「新常態」

 新型コロナウイルスの感染再拡大でフランスでは、この春に次ぐ2回目の全国一律の外出禁止が始まった。12月1日まで、カフェやレストランももちろん閉店だ。

 25日には過去最多の5万2000人もの新規感染者が報告された。フランスでは長引くコロナとの戦いで、医療従事者のいわゆる燃え尽き症候群が出ており、離職を希望する人も増えているという。医療現場の深刻な状況も踏まえての政府の決定だろう。

 日本では、東京都で1日当たりの新規感染者数が200人前後という状況がずっと続いている。重症者の数は減っているが、新規感染者数は下げ止まりしている。社会経済活動を行う以上、簡単にはいかない。

 DeNA-阪神戦の行われた横浜スタジアムでは、新型コロナ禍での観客の動きなどを調査する実証実験が始まった。センサーやスマートフォンなどを使って、声援による飛沫の拡散状況なども調べ、入場規制緩和の参考とする。

 1万人を超す大規模イベントでは、入場制限が50%とされているが、政府の許可を得て、この3連戦で80%、90%での状況も調べたいとしている。横浜スタジアムは来年の東京五輪の野球とソフトボールの会場になっており、五輪開催時の参考資料とされる。

 「ウィズコロナ」が「新常態」となる中、会食する時も斜め向かいに座ることが奨励されている。科学的データに基づいた、ちょっとした工夫が、感染の爆発を防いでいるのは確かだろう。

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