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精神を育む読書、何を読むのかは考慮すべき

 かつて、電車でマンガを堂々と読んでいる通勤、通学中の日本人を見て異様な印象を受けたという外国人についての記事を読んだことがある。今では、そのアニメやマンガが日本の文化として世界中で認知されていると言っていい。

 価値観が変わってきたので、一昔前の見方が通用しなくなっている。といっても、昔のようにマンガ雑誌を見ている人はほとんどなく、スマートフォンを片手に熱心に読んでいる姿が多い。

 マンガを読んでいるのか、ネットで検索しているのか、ゲームをしているのかは分からないが、指の動きだけは速いのに感心したことを覚えている。気流子の場合、年齢もあるだろうが、画面の活字を拾い読む感じで、スクロールに時間がかかるからだ。

 読書の仕方では、最新の情報を会得する方法として速読がいいというハウツー本が出ていた時期があったが、現在はどうだろうか。その反対に、遅読を勧める本を読んだこともある。どちらがいいかは分からない。

 要は目的によって違うのだろうが、最新の情報を知るだけであれば速読も有用だし、文学などの文章の細部を味わうには遅読も悪いとは言えない。個々人のスタイルによって速読も遅読も必要であると言っていい。

 また、人間の体が食べるものでできているように、精神も見るものや読むものによって左右されると考えれば、やはり何を読むのかは考慮すべきことかもしれない。読書週間は27日からである。

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