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派閥やグループはあらゆる人間集団につきもの

 派閥というと、政治の場面で言われることが多い。が、派閥という言葉は別として、実質派閥は昔からおなじみだ。思い出すのは高校時代だ。

 40人ぐらいの級友がいる中でグループが生まれる。仮に8人ぐらいのグループとすると、五つばかりのグループができる。30人もの巨大グループが生まれることはなかった。

 グループができる理由は、以前から親しかったとか、たまたま席が近かったとか、好みが似通っているとか事情はいろいろだ。理由はどうあれ、グループは自然に生まれる。クラスの40人全員と全く対等に接することは考えにくい。とまれ、グループに属しつつ高校生活を送った記憶がある。

 ある日、担任教員による面談があった。「親しい友達は?」との問いに答えて数人の名前を挙げたところ、教員はニンマリした表情で「××君か!? なるほど」と呟(つぶや)いた。「クラスのグループ相関図でも作っているのだろうか?」とも思ったが黙っていた。

 クラス全員の面談だから、質問を繰り返せば、クラス全体の相関図を完成させることは可能だ。「図を見ながら、担任はクラス運営の作戦を練ることもあるのだろうか」などとも思った。

 高校生活に限らない。派閥やグループは、あらゆる人間集団につきもののようだ。古今東西、同じことが繰り返されてきた。微細な「好み」の違いを微妙に反映しつつ、派閥もグループも人類と共に今後もあり続けるのだろうと改めて思う。

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