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自民党総裁選の立会演説会開催、3氏の主張は

 安倍晋三首相の辞任表明を受けて行われる自民党総裁選の立会演説会が開かれた。菅義偉官房長官が優勢の中、やや盛り上がりに欠ける選挙だが、内外の難問が山積する中、後継総裁に託される任務は実に重い。

 石破茂元幹事長は「成し遂げたいのはグレートリセット。もう一度この国の設計図を書き換えなければならない」と強調。地方創生担当相を務めた経験から、東京一極集中の是正に真正面から取り組む姿勢を示した。

 「国難に政治空白は許されない」と訴える菅氏は、安倍政権の一員として自分が行った改革の実績を挙げて「現場の声に耳を傾け、大胆に実行」する政治家であることをアピールした。

 岸田文雄政調会長は、首相が外交面で日本の存在感を高めたことを評価。一方、経済成長の果実の分配や「新しい時代の成長のエンジン」の必要性を語った。「コロナ後」のビジョンを示した点で、未来を担う政治家との印象を残した。

 気流子の率直な感想を述べると、演説会で岸田氏はかなりの得点を上げたのではないか。言葉も洗練され、経済、外交、社会政策をバランスよく見ることのできる政治家という感じを受けた。

 ただ、石破氏から「里山」という言葉が出てきたことに比べると、ビジョンがあるようで具体的イメージが乏しく感じられた。いずれにせよ、国民がメディアの色眼鏡を通さず、自分の眼で政治家の政見・人物・力量を見定めることがますます重要となっている。

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