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自国の防衛政策を考える時に、隣国に理解を求める必要を言う記者

 記名記事。半カコミ記事の仕切りがごく普通の罫線で少し地味な印象だが、他紙では読めない痛烈な新聞批判が面白い。昨日の本紙2面、サブ見出し「防衛相への不思議な質問」の記事である。

 4日の防衛相記者会見での記者とのやりとりで、さわりはこうだ。相手国領域でのミサイル阻止能力の検討に際し「周辺国からの理解」が重要とした上で「理解を得る際に必要だと思われることは」との記者の質問に、河野太郎防衛相は「周辺国ってどこのこと」と問い返す。

 「主に中国や韓国」とする記者に「中国がミサイルを増強している時に、なんでその了解がいるんですか」とピシャリ。「韓国に関しては如何(いかが)」と食い下がる記者に「なんで韓国の了解が必要なんですか。わが国の領土を防衛するのに」と言い切った防衛相に軍配を上げる。

 記事は、自国の防衛政策を考える時に、最大の脅威となっている国や関係のよくない隣国に理解を求める必要を言う記者の考えを「誠に不思議な考え」と首を傾(かし)げる。

 さらに「それが常識であるかのように話していた」ことを、もっと深刻に考える。質問したのは首都圏のブロック紙というから東京新聞記者である。同紙は最近、広告新キャラクターに吉田戦車さん作の漫画に登場する「かわうそ君」を起用。

 <空気は、読まない。>のキャッチコピーは「権力や強いものを監視するため『忖度』せず」の報道姿勢を込めたと。だが、中国や韓国には忖度するのかな。

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