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今年前半の節目の日である。

 今年前半の節目の日である。梅雨明けした沖縄を除いて、各地では雨の多い日が続く。特にここ数年のこの時期は、地域によっては土砂災害や河川の氾濫(はんらん)で大きな被害を出すことが多くなった。

 例年、梅雨は40日ほど続くから月代わりの明日から後半に入ると、特に西日本では豪雨になることが多い。新型コロナウイルス対策で今年は避難先も分散、多様化する。事前に避難先を決め、避難路を確認、点検しておくなど、万全の準備が欠かせない。

 節目で言えば、きょうは神社に足を運ぶ人も多かろう。茅草(ちぐさ)でできた大きな茅(ち)の輪を3度くぐったり、身体を撫(な)でた紙の人形(ひとがた)を川に流したりして心身を清め、前半年の息災に感謝し、夏本番の無事を祈る。

 1年の折り返しの日に行う「夏越(なごし)の祓(はら)え」で、6月の晦日(みそか)と12月の大晦日に行う大祓えの神事である。8世紀ごろから宮中で始まった習わしという。

 大祓えの大は国家や社会を指す。かつては平安京の朱雀門に、親王以下の大臣や官僚が参集し、国家が社会万民のために行ってきたものである。大災害の時には臨時にも執行されてきたが、宮中での習わしは中世の応仁の乱(1467年)でほぼ途絶えた。

 今は民間習俗として転化し、人形流しなど各地の風習に。全国の神社では無病息災を願って災厄や疫病を封じる茅の輪くぐりとなってきた。中国・武漢から発した新型コロナ禍中の今年は、特に心を込めて節目の日を過ごしたい。

(サムネイル画像:AAyy777によるPixabayからの画像)

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