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神保町の再始動は食の方が先行しているよう

 新型コロナウイルスの感染拡大で足が遠ざかっていた東京・神保町の古書店街に約2カ月ぶりで足を運んだ。東京都の休業要請では、新刊書店は対象外なのに古書店は対象となった。「ステップ2」に移行し、それが緩和され2週間ほどだが、人出はまだまだ。

 古書店が対象となったのは「趣味的」な要素が強いとの判断だったが、疑問視する声も少なくなかった。

 外出自粛の中、いつか読みたいと思っていたあの本が新刊書店にあるとは限らない。本によってはインターネットで購入は可能だろうけれど。ただ古本屋巡りの楽しみは、ぶらりと立ち寄って面白い本を見つける出会いにある。これはネット販売では味わえない。

 一方、神保町は喫茶店や食堂など、リーズナブルな値段で満足度の高いものを提供する店も多い。それが目当ての人もよくやって来るようで、週末は女性たちが店の前に行列をつくっているのをよく見掛ける。

 気流子が足を運んだ日はウイークデーだったが、休憩を挟んで夕方5時から再開する洋食屋の前に40人近くの行列ができているのには驚いた。その店は、カツカレーが一番人気のいわゆる「街の洋食屋」。

 店内はあまり広くなく、コロナ以前はカウンターにもずらりと客が並んでいた。開店前で中の様子は分からなかったが、きっと席の間隔を空けて「密」を避けながら営業しているのだろう。神保町の再始動は食の方が先行しているようにも見えた。

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