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中国・武漢市から世界中に感染が拡大した…

 中国・武漢市から世界中に感染が拡大した新型コロナウイルス肺炎は流行の中心地が欧州に移った。感染者は8万人超えの中国で突出し、巨大経済圏構想「一帯一路」などで中国と関係の深いイタリアが2万5000人弱、イランで1万人超え。いつの間にか急増し8000人に迫るスペイン、5000人台のフランスに次ぐドイツなどが緊急事態だ(数字は昨日午後1時現在)。

 こうした中、安倍晋三内閣のコロナウイルス対応は当初、中国の習近平国家主席の国賓来日を控え、中国全土からの渡航を制限しなかった甘い対応を除けば、概(おおむ)ね妥当だったと評価できるのでは。

 評論家の八幡和郎氏は、危機に直面する欧州各国が「日本の対応をモデルにした対策を講じている」(夕刊フジ「新型コロナ革命」)ことがその証左だという。日本は「医療のキャパシティを超える患者が医療機関に殺到しない」方式を取った。

 これが「正解だった」のだ。「韓国やイタリアは軽症者までも次々に保護して医療崩壊を起こした」というのだから。

 要するに、日本はトリアージを行って対応した。トリアージとは、大事故や大災害などで出た多数の患者救護の際、緊急度に従って手当ての優先順位付けをすること。

 まだ油断はできないにしても連日、数十人ほどにとどめ、感染者の急増防止効果が見えるところにこぎ着けているのでは。同時に、感染をぴたりと抑えている台湾の果断な対策をもっと学ぶべきだ。

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