東京電力福島第1原子力発電所の廃炉作業で…
東京電力福島第1原子力発電所の廃炉作業で重要課題の一つが、事故があった2号機の原子炉格納容器内部に溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出し。それにはまず原子炉内部の状況やデブリの性状の把握が不可欠だ。
このほど、ロボットの調査機器がデブリとみられる堆積物に接触し、つかんで持ち上げる様子を撮影した動画が公開された。事故後の格納容器内部はブラックボックスとなっていただけに、まさに未知との遭遇の感がある。「つかんで取り出す方法が成立すると分かったのは大きな知見」(東電広報)と。
デブリの扱いをめぐっては、事故時に原子炉内の燃料がどのように壊れるかについての実験成果も出ていると聞く。そのデータは日本だけでなく世界中で、軽水炉の安全性評価のために利用されることが期待される。
以前、廃炉計画立案に携わる技術者の一人が「廃炉は残念だが、廃炉の過程でも原子炉の安全性などの研究で、新しい発見や技術開発は可能。捨てる神あれば拾う神ありです」と話していたのを思い出す。
世界でも経験のない廃炉の取り組みが進む中、原子炉建屋内に飛散した放射性物質の分布を正確に計測する作業も急ピッチだ。
事故や廃炉に関連する研究と共に、原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物を、核変換という技術で放射線を出さない物質や希少金属に変える画期的な技術開発も進んでいる。まさに「必要は発明の母」。
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