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伊勢志摩サミットの最重要命題と北方領土・対露経済協力

yamada

 今週の伊勢志摩サミットで最も重要なのは、「力による現状変更は絶対容認しない」と、最大限強力に再宣言することだろう。

 昨年も、ロシアのクリミア編入を非難し経済制裁継続を決め、中国を名指しはせずに、海の大規模埋め立てなどに反対した。だが中ロの振る舞いは変わらない。中国は昨年、南シナ海の埋め立て面積を6倍以上に拡大したという。

 安倍首相はロシアとの対話に熱心だが、その舵(かじ)取りは一層難しい。先の日ロ非公式首脳会談は、平和条約締結に向け、「新たなアプローチで、交渉を精力的に進める」ことで合意した。日本側は、北方領土問題解決策がそこに含まれることを重視している。新アプローチの柱は、エネルギー、極東の産業開発など、日本が提示した8項目経済協力計画だろう。制裁と原油価格低迷で経済危機感を強めるプーチン大統領は、8項目案を歓迎したが、先週、北方領土を「売ることはない」と言明、釘(くぎ)を刺した。


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