ワシントン・タイムズ・ジャパン

日本はヒラリーのアメリカをどう支えるか

アメリカの大統領選挙の帰趨は、決したようである。

メール問題で窮地に陥っていたヒラリー・クリントンは昨日のFBIの不起訴宣言で辛うじてピンチを逃れ、案外の大差で大統領選挙に勝利しそうな勢いを示し始めた。

地滑り的勝利にはならないだろうが、訴訟沙汰になりそうな僅差の勝利ではなさそうだから、アメリカの政治的、経済的、軍事的安定を願っている日本としては歓迎すべきことだろう。

まずはよかった、と言っておきたい。

トランプのアメリカになってしまえば、いつ何が起きるか分からない迷走のアメリカになってしまうところだったから、アメリカの迷走を最小限に留めてくれそうなヒラリー大統領の方が日本には好都合なはずだ。オバマがヒラリーに変わっても、大した路線の変更はないはずだ。

今の時点で日本政府がアメリカの大統領選についてあれこれ口を挟むことは差し控えた方がいいとは思うが、民間人の私たちが言う分には何の問題もない。

ヒラリーのアメリカになるのはいいが、しかしアメリカの威信がこの大統領選を通じて相当程度傷付いたことは否めない。アメリカの弱さが強烈に印象付けられたような選挙であった。

弱いアメリカは、どうしても侮られてしまう。

既にフィリピンはアメリカの陣営から離れて、中国との関係を重視するようになっている。韓国も激しく揺れ動いている。韓国の朴槿恵大統領が大変な窮地に陥っているから、結局、アメリカがアジアで頼りにできるのは日本だけ、ということにもなりかねない。

アメリカが弱体化していくことは、日本にとっては大変なマイナスに働く可能性がある。

日本政府は、この際、強いアメリカの演出に協力して、アメリカとの紐帯を一層強化していくというメッセージを発した方がいいかも知れないな、というのが私の感想である。出来れば、韓国の朴槿恵大統領にも手を差し伸べたいところだ。


早川忠孝の一念発起・日々新たなり  通称「早川学校」より転載
http://ameblo.jp/gusya-h/

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