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  • 台湾に吹いた蔡英文旋風
  • ルポ・政権交代の攻防 台湾総統選
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  • 新閣僚に聞く
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  • 憲法改正 私はこう考える
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  • 新閣僚に聞く
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  • 新閣僚に聞く
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  • 衆院選 自公圧勝 ~課題と展望~
  • ’14衆院選 注目区を行く
  • 第2次安倍改造内閣スタート
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  • 国防最前線・南西諸島はいま 第1部 与那国島・陸自駐屯地
  • 激震・翁長県政 「オール沖縄」の凋落
  • 普天間基地移設 経緯の検証と提言
  • 「援護法」に隠された沖縄戦の真実
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  • 金正恩体制を斬る 太永浩・元駐英北朝鮮公使に聞く
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  • 米中新冷戦 第2部 中国・覇権への野望
  • 米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国
  • 検証’18米中間選挙
  • 米国の分断 第3部 「自虐主義」の源流
  • 米国の分断 第2部 反米・容共の風潮
  • 米国の分断 第1部 断罪される偉人たち
  • 「米国第一」を問う トランプを動かす世界観
  • トランプのアメリカ 就任から1年
  • トランプVSリベラル・メディア
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  • 米軍再建への課題-元上級将校の提言
  • トランプ政権始動
  • トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう
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  • オバマ外交と次期米大統領の課題
  • 2016年米大統領選まで1年
  • 再考 オバマの世界観
  • オバマの対宗教戦争・第1部
  • オバマの対宗教戦争・第2部
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    安東 幹
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    坂東 忠信
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    細川 珠生
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    井上 政典
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    伊勢 雅臣
    伊勢 雅臣
    「国際派日本人養成講座」編集長
    宮本 惇夫
    宮本 惇夫
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    中村 仁
    中村 仁
    元全国紙経済記者
    石平
    石平
    評論家
    長谷川 良 (ウィーン在住)
    長谷川 良 ...
    コンフィデンシャル

    日韓GSOMIAの落とし穴

     4年ぶりに日韓GSOMIA締結に向けての協議が始まった。韓国の要請に日本政府が応えた形となったようである。GSOMIAとは安全保障などの秘密情報を共有・保護するための法的な枠組みで、一種の軍事協定のようなもので、普段から軍事的な情報共有をしておくことで、有事の際に速やかに連携を取ることができる。そして重要なのは締結した国家同士の軍事情報が、第三国への漏洩を防ぐために結ばれることだ。日本は自衛隊を紛争解決のために派遣できない分、国防上情報収集などがカギを握るため、非常に重要な案件である。韓国側にしても北朝鮮の脅威に備えておく必要があったため、日本との交渉を再開させたいと思っていたのだ。

    GSOMIAの意外な事実

     日本は米国やNATO、フランスと協定を結んでいる。ところがこのGSOMIAの存在はあまり知られることはなく、マスコミも国民も無関心な面があった。同盟国である米国と協定を結ぶことは当然だが、日本がNATOやフランスと協定を結んでいることは意外だったと感じる方もいるだろう。日本は本来、国際貢献に積極的であったはずだ。しかし集団的自衛権の限定行使やそれに関係する平和安全法制の議論の際、多くの反対論が聞かれた。「戦争に介入するな」と言いながら「人権を守れ」と言い、人道的な案件については力説するリベラル層は本当に矛盾している。なぜリベラル層はこのGSOMIAの存在を否定しないのだろうか。

     日本が遠く離れた欧州の安全保障に直接介入することはあり得ないのに、GSOMIAを締結している事実。それは日本が今でも”西側諸国の属国”である証拠である。憲法9条で紛争解決の為に一切の武力を放棄しなければならない日本が、NATOのような欧州の集団安全保障に関われるわけがない。にもかかわらず、協定を結ぶことにより自衛隊の兵器や軍事的オペレーションの詳細を開示しなければならないため、共に戦う可能性が極めて少ないのに自衛隊の軍事情報は筒抜け状態なのである。

     リベラル層が主張するように「憲法を守れ」「戦争に加担するな」と言うのなら、「なぜNATOとGSOMIAを結んでいるん!」と主張すべきではないだろうか。日本が参加することのない欧州の集団安全保障に、日本の情報が筒抜けになっている事実はおかしいと思わないのだろうか。我々日本人はGSOMIAが日韓で合意されることを歓迎するだけでなく、事の本質をもっと理解するべきである。

    韓国の真意はどこにあるのか

     驚くことに韓民求(ハンミング)国防相は、GSOMIA協定の締結を中国に対しても提案していることを明らかにしている。さらに「4年前に韓国側から中国に提案し、今回再び提案した」と述べ、中国に対しても繰り返し提案していることを明らかにした。韓国側としては北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返す中、北朝鮮との関係が深い中国との連携も強化していくことで、北朝鮮への圧力を強めたい狙いがあると見られる。

     これは日本側からすれば非常に問題がある。韓国は日本に相談せず中国にも提案したのだろうか。かなり重要なことを言及するが、GSOMIAは軍事技術だけではなく戦術データ、暗号情報、高度のシステム統合技術など有事の際の共同作戦に必要な情報が網羅的に対象となる。軍事オペで一番重要なのは偵察や戦術、暗号などの高度な情報だ。これを情報共有するには、相当な信頼できるパートナーでないと協定を結ぶなどもってのほかである。

     中国はそれに値する相手だろうか。尖閣周囲、東シナ海、南シナ海での中国の行動を見て信頼できるパートナーなのかどうかは個人の考え方次第だが、少なくとも東南アジアで争われている紛争の多くは日本と関わりの深い国々である。同時に米国の友好国でもある。ということは近いうちに中国と軍事的衝突があった場合、日本も何らかの形で介入する事態が起こる可能性が高い。

     それ以前にGSOMIAを締結していれば、中国は日本と韓国の軍事情報を獲得していることになり、作戦上不利になり得る事態に遭遇する。中国もこちら側に情報を提供することになるが、そもそも本当の情報なのかさえも信用できない。我々一般国民には知らされないが、東アジアのインテリジェンスは凄まじいものであると認識している。中国は日本の軍事情報を欲しがっているに違いない。韓国を利用するタイミングは今だ、と考えたのではないだろうか。ともかく、GSOMIAは日韓ならまだ許せる範囲だとしても、中国との協力は避けたほうが良いと言わざる得ない。

     そもそも朴槿恵大統領の友人女性(崔順実氏)が国政に介入した疑惑で、韓国国内は混乱の渦中だ。この状態でGSOMIA交渉が進むわけが無い。朴槿恵大統領の人気は残り1年少し。このままレームダック状態で政権が続くにしろ、次期政権で対日姿勢に厳しい大統領が生まれた場合、GOSOMIA自体も破棄することも考えなくてはならない。

     また、韓民求国防相は韓国在留邦人の救出に必要な空港や道路の状況、韓国軍の展開などの情報を「(日本側に)渡さない」と語り、早くも化けの皮が剥がれかけている。朴槿恵大統領のように、知人を通じて日本の軍事協定を中国に渡さないか?非常に心配である。GSOMIAは日米韓の連携を国際社会に誇示する狙いがあるようだが、韓国の動向次第では全てが白紙になる案件である。日本政府及び、防衛省は慎重に交渉に当たるべきだ

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