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日教組委員長、問題は「不倫」よりも「横領」

 週刊新潮や写真週刊誌『フラッシュ』などで、日教組委員長が元銀座ホステス(現ガールズバー店員)の既婚女性とW不倫の関係にあると報じられている。この問題に対する日教組の反応は素早く、週刊新潮が写真付きで2人の関係を報じた翌日には、「誠に遺憾で、あってはならないこと。組合員や関係団体に心配や不信感を抱かせたことについて深くおわびします」との見解を出し、進退については「適切に対処していく」とした(10月14日産経新聞)。

 ネット内でも、「教師と言えば聖職者であり、その教師たるものが既婚女性と愛人関係にあって良いのか」といった論調が多数を占め、右派だけでなく左派からも日教組非難の声が上がっている。

 しかし、私はW不倫など大きな問題ではないと思っている。「聖職者」とは元来、信仰に携わり信徒を導く者を指すが、浄土真宗以外の日本仏教やカソリック教会など聖職者に妻帯を禁じる宗教が少なくなかったが為に、洋の東西を問わず聖職者と不倫(及びホモセクシャル)は切っても切れない関係にあった。また、教員間のW不倫も決して珍しくないし、学校によっては公然の秘密だったりする。

 もちろん不倫は褒められたものではないが、そこに腹を立てていては、事の本質を見誤るのではないだろうか。
 ずばり、この問題の本質は岡本委員長による横領疑惑にある。

 週刊新潮によれば、岡本委員長は銀座で豪遊する際に「日教組」宛ての領収書を取っていたといい、『フラッシュ』によれば、日教組役員には約1000万円の年収とは別に約500万円の「役員行動費」がもらえ、それは領収書による清算が不要という。この2つの情報を合わせるならば、岡本委員長は愛人が働く店に、役員行動費ではなく領収書が必要な予算(おそらくは交際費等も名目)から金を出していた事になる。

 労組幹部が愛人に金を渡す典型的な手口として、
1)愛人を労組専属のアルバイトという名目で雇う(仕事はほとんどない場合もある)
2)愛人がクラブやスナックにいる場合は、労組の交際費をそこで落とす
3)職制(官公庁や大企業)の費用で飲む場合も、場所を愛人がいるクラブやスナックにして、そこで金を落とす
 などがある。

 本件の場合は、2)の手口である可能性が高いが、接待する相手が存在しない、存在しても銀座で豪遊する必要性がない等の場合は、交際費の私的流用であり、岡本委員長やその周辺役員は日教組本部の金を横領していた事になる。

 日教組は法人格を取得しておらず、いわゆる「権利能力なき社団」だが、例え相手が「権利能力なき社団」であったとしても、その金に役員が手を付けた場合に横領罪が成立する事は、判例として確立している。

 後は、日教組の末端組合員の誰でも構わないから誰かが告訴するか、愛人か飲食店の関係者など事情を知る者が告発するだけでよい。そうして、司直の手を借りて、一連の事実を明らかにするべきではないだろうか。

 はるか昔、昭和の時代に、日教組は「教師は聖職者ではなく、労働者だ」として、日本中に議論を巻き起こした。しかし、今、日教組は世間に蔓延する「教師=聖職者」論を利用し、愛人問題だけに怒りの矛先を向けさせ、「聖職者なのにW不倫をしたけしからん」岡本委員長を退任させる事で事件の幕引きを図ろうとしている。

 だが、国民の下に、そして毎月1万円近い組合費を支払っている日教組の末端組合員の下に、この腐った組織の全貌をさらけ出させるべき時が来た。たった1人の教員の告訴という勇気ある行動が、この国の教育正常化に向けた大きな一歩となるチャンスである。日本のどこかに、勇気ある1人が存在する事を切に望みたい。

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