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サッカーのまちの夏の風物詩

 最近、少年サッカーに注目が注がれる機会が少なくなっているようにも感じます。ワールドカップ最終予選も始まっているなかで、私の故郷の風物詩ともなっている大会について、ぜひ、多くの人に知ってもらいたいと思い紹介させて頂きます。

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 今年の夏も、私の故郷である静岡県静岡市清水区では、「全国少年少女草サッカー大会」が開催されました。1987年に第1回が開催され、今年で30回を迎えました。8月12日から16日の5日間、静岡市内の32会場で全国から集まった男女288チームが競い合いました。

大会の合言葉は、
「広げよう友情の輪、サッカーのまち静岡・清水で」

大会の理念は、

未来を担う全国の少年少女のために…
1、全国どこからでも、どんなチームでも
2、勝っても負けても最終日まで
3、世界に目を
4、友情の輪を

 清水がサッカーのまちと言われるようになったのは清水FCが全国大会で活躍するようになり、清水商業、清水東、東海大一の高校サッカー部が全国大会で活躍するようになったころからです。清水では、草サッカー大会以外にも様々なサッカー大会が開催されています。幼稚園からシニアまで、サッカーを楽しむ環境が整っている、そんなまちです。

 さて、この大会ですが、全国から288チームの少年少女が集まるわけですから、宿泊から試合運営まで、大変なことになります。市民の協力なくしては、実現出来ない大会です。まさに、官学産民一体となっての催しと言えるでしょう。

サッカーを通じて、子供たちに貴重な体験をしてもらいたい
大会に参加し体験したことを良き思い出として心に刻んで欲しい

 市民の中に、そんな気持ちがあったからこそ、この大会が30回もの間、続けられてきたのだと思います。故郷の誇りといってよい大会のひとつです。毎年、夏が近づくと、七夕祭り、港祭りに加えて、やはり、この大会が、清水の大きな風物詩であるわけです。

 私は、清水FCの初期の時代は小学生でしたが、どちらかと言えば運動より勉強といった子供だったので、サッカーチームには入っていませんでした。友人には当然、サッカーチームに入っていた人もいます。当時から、市内の小学校にはナイター設備があり、日が暮れた後に、グランドでサッカーをする人たちがいたのを覚えています。高校では、授業でのサッカーや、クラス対抗のサッカー大会など面白かったですね。

 清水がサッカーのまちになった大きな要因については、故・堀田哲爾氏の存在抜きには語れないことは周知の事実です。掘田先生とは、清水エスパルスが創立した後、サポータ仲間と一緒に、「掘田先生を囲む会」で幾度となく、サッカー談議をさせて頂きました。掘田先生のサッカー愛と清水愛を感じながらの一刻の時間はとても楽しく有意義な場でありました。

 清水のサッカーについては、以下の著書をお読みになると、色々とわかるかと思います。

梅田明宏著『礎・清水FCと堀田哲爾が刻んだ日本サッカー五〇年史』
高部務著『清水サッカー物語―無敵の少年サッカー発祥の地』
田中孝一著『清水エスパルス Jリーグへの挑戦』『清水エスパルス 新たなる挑戦』

 清水に生まれ育った者のひとりとして、やはり、サッカーは大好きなスポーツですし、今も、清水が大好きであることは変わりません。母校のサッカー部には、頑張って欲しいですし、創設当時からのサポーターのひとりとして清水エスパルスにも当然頑張って欲しいです。特に、今季はJ1復帰を確実に成し遂げてくれるものと信じて応援しています。

 故郷を大切に思う気持ちや、故郷を愛する気持ちを育むものは、やはり、その地にある文化や伝統でありその地域の中にある絆であり、交流であると言えるのではないでしょうか。お祭りやスポーツ、伝統芸能や産業など、何か、誇れるものがあるなら、それを礎にして、強い絆が築かれていくように感じます。清水出身者であれば、誰でも自信と誇りともって、我が故郷を「サッカーのまち」と言うことが出来るでしょう。

全国少年少女草サッカー大会
http://www.kusa1987.jp/pc/

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