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那覇市「ゆいレール」呆れた駅エレベーターの故障放置

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)

 沖縄都市モノレール社が運営する、「ゆいレール」の全15駅のうち、6駅でエスカレーターまたはエレベーターが故障したまま長期間にわたって放置されていることが明らかになった。これを受け19日、同社や県、那覇市などの関係者らが「お客さまに多大なご不便とご迷惑をお掛けしている」と謝罪した。

 同社によると、5月20日から7月末にかけ壺川、美栄橋、おもろまちの3駅のエスカレーター、さらには、牧志、古島、儀保の3駅のエレベーターが相次いで故障した。

 全15駅のエレベーター51基の合計で1000個以上の部品の交換が必要だと、メーカーから指摘されていたが、放置を続けた結果、混乱を招いている。

 沖縄県は言わずと知れた観光立県だ。幹線鉄道がない状況では、モノレールは外国人観光客、未成年者、高齢者などの交通弱者でもある観光客を大量に輸送する貴重な手段。暑さが厳しい沖縄で重い荷物を持って階段を上り下りするのはかなりの負担になる。

 儀保駅のエレベーターは、2012年12月にロープ滑車部分から異音が発生し、部品交換の必要性を指摘されていた。ところが、県は「直ちに直す状況ではない」と判断し、交換を先延ばしにした。モノレールは開業から13年目を迎え、部品の経年劣化は十分に想定できる。

 14年の県知事選で翁長雄志知事が就任したことに伴い、革新系「オール沖縄」陣営の金秀グループの金秀バイオ社の美里義雅取締役副会長が沖縄都市モノレール社長に就任した。同氏は金秀グループのスーパーマーケット部門である金秀商事の常務と副社長を歴任。賞味期限切れの商品が約1400点見つかった問題で、企業のずさんな経営が指摘されていた。(T)

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