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アルバニアで最も有名な人物とは

 日本ではほとんど知る機会のないアルバニアの偉人を紹介します。

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 まず、アルバニアで最も有名な人物といえば!! なんと言っても、マザー・テレサ! 出身地はマケドニアですが、実はマケドニアで生まれたアルバニア人なのです。そう言われてみると、アルバニアで見るおばあちゃんたちはマザー・テレサに似てる気もします。

 インドで『死を待つ人々の家』を設立し、人種や宗教を問わず、全ての貧しい人々に愛を施したことで有名ですよね。アルバニア人もマザーテレサを誇りに思っていて、マザー・テレサの名を冠した空港、広場があり、銅像もあります。

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 そしてもう1人紹介したいのはアルバニアのヒーロー、スカンデルベルク。スカンデルベルクはアルバニアの貴族の子として生まれましたが、幼くしてトルコ帝国へ人質としてとられてしまいました。キリスト教からイスラム教へ改宗させられ、トルコの軍隊の中で教育されました。兵士として能力の高かったスカンデルベルクは勇敢な指揮官として成長し、指揮官として階級を登りましたが、キリスト教への信仰心、祖国アルバニアに対する愛国心を密かに持ち続けていました。1443年セルビアでの戦いの時にトルコ帝国に反旗を翻し、アルバニア軍に加担しました。キリスト教に再改宗してアルバニア人を糾合し、トルコ軍を撃退して、長年侵略され続けてきたアルバニアを独立させた英雄として知られています。

 敵国の中で育ちながらも民族愛を失わないストーリーがユダヤ人を導いたモーセと似ています。

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 スカンデルベルクに関する話を1つご紹介します。アルバニア人は全員がリーダー気質のために、個々人の能力は高いながらも、1つになってチームとして力を発揮できないのが欠点だと言われています。そんなアルバニアを1つにまとめるために、スカンデルベルクは木の枝を1本折って見せ、次に束ねた木の枝を折ろうとしました。しかし、どんなに力を入れても折れません。結束や一体化が重要だということを見せたわけです。毛利元就の「三本の矢」のようなエピソードですね。どの時代も勝利の秘訣は“一体化”です。

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 アルバニアの国旗はこのスカンデルベルクの紋章にちなんだものなんです。双頭の鷲が他の国とは違っていてカッコイイですよね!

 アルバニアはいろんな国に支配されてきたため、キリスト教、イスラム教、無神論、様々な文化や宗教が混ざっています。そんな多文化の中で育っているせいか、言語習得の能力も高く、テレビで聞いていたというだけで、学校で習わずとも、英語、イタリア語、ギリシャ語などを話せる人も多いです。

 最低6年、学校で英語を習ってもなかなか話せない日本人としては羨ましい限りです。英語を話せないアルバニア人とはグーグル翻訳で会話します。

 変わった歴史を持つ、おもしろい国アルバニア。ミルパプシム(さようなら)!!

(アルバニア在住)

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