ワシントン・タイムズ・ジャパン

地球温暖化を解決する方法を知ってますか?

 2008年8月1日からイギリスの大手のシンクタンク(NEF)=社会的、経済的、環境正義推進する団体=が「人と地球のために貢献できる経済への変換」を目指して、二酸化炭素の大気濃度が400ppmになると予想されるまでの時間を「100カ月」と想定してカウントダウンをしてきた。現実には400ppmを超えており、カウントダウンの100カ月目は今年の11月で、あと4カ月後に迫っている。

 現在、世界の経済のほとんどは、ますます持続不可能で不公平かつ不安定だ。私たちの生存に欠かせない空気や水、安全な食料、安心な環境より、「金と経済」を優先して、私達に幸せをもたらしているとは言えない。事実、 世界で最も経済的に裕福な国の多くは、最高の幸福な社会を創ってはいない。現在の経済システムは気候変動や安心安全で平和な社会づくりという目的に合っていないために、今日のような危機的な状況を創ってしまった。

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 この100カ月の期間に画期的なアイデアや新鮮な発想による新経済へ移行させることを目的に取り組んできました。そして「人と地球のために」なる活動を進めて新しい経済体制へ移行させることを目指してきましたが、残念ながら期限を目前にしながらも、志半ばなのが現状である。

 このような地球環境の危機的な状況にありながらも、世論が盛り上がっているように感じないことに不思議さを感じ、先行き、ことに次世代の子供たちの「地球の姿」を思い描けていないのである。

 物理学上の用語に「シンギュラー・ポイント(a singular point)」という言葉がある。「特異点」という意味で、例えば、湯を沸かすとき、しばらくは何の変化もないが時間が経てば、湯気が立ったり、ぶくぶく泡が出る。しかし水には変わりない。ところが、その後あっという間に沸点に達して急激に沸騰し始める。そして液体の「水」が気体に変化するのだ。「沸点」という「シンギュラーポイント」に達すると急激に変化してしまうのである。

 物理学の世界だけの話ではなく「あらゆる現象における変化の法則」であると中国の陰陽五行説は説いている。例えば、人生において不運の人が幸運になるのは、徐々に幸運になるのではなく、力が徐々に蓄積され、沸点に達したように、一気に幸運に恵まれるのである。

 つまり、地球上のすべてのあらゆる運命の変化は、徐々に変化するのではなく、ある境を超えて一気に変化するものであって、例外は無い。地球温暖化による環境異変も同様だ。

「シンギュラーポイント」を超えてしまったら

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 世界の環境関係の専門家たちが警告し続けてきたことが、今起きており、今後さらに厳しい環境になると予想されている。
 「シンギュラーポイント」つまり「ティッピングポイント(臨界点)」は11月に超える。地球温暖化が進むと、地球上の各地でこの「ティッピングポイント」を迎えて、温暖化の加速に歯止めがかからなくなると予想されている。

 北極海の海氷は、これまで地球に降り注ぐ太陽の光を宇宙に反射させてきたが、海氷の面積の減少によりその能力は著しく低下している。この反射能力の低下により海水温度は劇的に上昇し、さらなる海氷の融解が進む、という悪循環が続くのである。もはや、人間がその暴走を制御することはできなくなってしまっている。

 世界中で洪水や干ばつなど両極端な気候が起こっており、季節外れの気温や嵐、竜巻など、何年ぶりと呼ばれるような異変が起こっている。ティッピングポイントを超えると異変が日常的に発生し続ける。 経験したことのないような異変が予想されている。この事態を引き起こしている原因は、IPCCの見解でも自然の生業ではなく99.9%人間活動にある。

 私たち人類の行動が招いた結果なので、唯一ある可能性は、私たち人類が力を合わせ、すばやく行動を起こすことができれば、この暴走を止めることができる。 そして、子供や孫たちに、より安定して安全な地球環境の未来を残すことができる。そのためには、 私たちに「命」を与えてくれている「地球のあらゆる自然」と調和する「心」を地球市民として共有することが求められているだ。

気候変動の脅威から目を背けないで

 人類活動が原因で気候変動が進み、地球規模の災厄が降りかかっている。気候変動による脅威は着実にさまざまな災害を私たち人類に与えていることは事実である。CO2濃度という側面ばかりが強調されているが、気候変動につながる一番の人間活動は「森林破壊」である。森林にはCO2を吸収する能力ばかりが強調されているが、例えば日本だけの森林の機能の経済評価は算定できる点だけで年に75兆円あり、そのうちCO2吸収機能の評価額は全体1.6%にしか過ぎないのである。大気浄化や大気の安定、水の循環、国土保全、などいくつもの機能が発揮されて私たちの生活は守られている事実を理解する必要がある。

 気候変動について科学的な検証が示されても、認めて対策をとろうとするスピードが緩慢で、その背景には「現在の快適な生活を手放せない」という考えがある。もう一つ「なるようにしかならない」という極めて利己的な考え方がある。今が良ければいいという考え方で、世代を超えた「生きる」という考えが抜け落ちている不毛な考えである。

 すでに気候変動への対策は遅れているが、私たち人間にはまだ、この大災害を止める智慧がある。 まだまだ不十分でスピード感がないが、石油や石炭ではない、別の自然エネルギー資源を利用した経済へとシフトしていくことが一つである。もう一つは、過去の文明が森の消滅と共に地球上から消えた教訓に学び、地球規模の森林の再生と保全を進めることである。

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 『グリーン・ベルト・ムーブメント』というNGO団体を設立し、アフリカ全土に植林活動をしてきました環境分野の活動家として、アフリカ人女性で史上初のノーベル平和賞を受賞したワンガリマータイさんの言葉より

一般人が出来ることは小さなことだけど、それが影響を及ぼすの。私がしてる小さなことは木を植えることよ。

未来は、ずっと先にあるわけではありません。 未来は、今にあるのです。 将来、実現したい何かがあるなら今、その為に行動しなければなりません。

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 木を植えることはだれでも「植えたいと思う心」があれば、特別な技術が無くても植えられます。植えた木々は貴方の人生を超えて育ち続けて次世代の人類平和で穏やかな環境を育んでくれます。

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コメント

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