ワシントン・タイムズ・ジャパン

木村圭助さん95歳のけん玉特別講演

 今、介護予防や、健康のためにけん玉を始める人が増えてきている。2年前より、大手のフィットネスクラブでけん玉を取り入れた運動プログラムを始めたことがニュースとなり、その内容と合わせて、高齢者のけん玉クラブ、けん玉教室がテレビ、新聞でも取り上げられるようになってきた。昨年には、主婦と生活社から「脳が目覚めるけん玉レッスン」という本が出版されてもいる。

講演する木村圭助さん

 2016年6月25日に、東京都豊島区の一心病院では「第11回地域健康けん玉教室」を開催し、特別ゲストとして、「脳が目覚めるけん玉レッスン」に紹介されている木村圭助さん(95歳)にお越しいただき、メッセージをいただいた。

 その内容の一部は、「健康とけん玉」ブログでも紹介され、木村さんのハーモニカ演奏や、けん玉とハーモニカ演奏コラボの動画もアップされているので、関心のある方はご覧いただきたい。
http://health-kendama.blogspot.jp/2016/06/11625.html

木村さんの講話の一部を紹介する。

◇  ◇  ◇

 95歳で、一人暮らしをしています。今日、こうして会場に来られてありがたいです。洗濯、買い物、食事の仕度、片付け、掃除などを自分でしているので、自分のしたいことをする時間がほんの少ししかありません。それなりに忘れやすくもなっていて、洗濯したのに干すのを忘れたりすることもありました。

 このままではいけないと思っていたら、朝のラジオ体操を近所の公園でしていることがわかり、参加することにしました。そして、ラジオ体操の10分前には会場に着くようにして、体操の前の10分間は、毎日けん玉をするようにしました。洗濯のスイッチを入れてからラジオ体操へ行くようにし、戻ったら洗濯物を干すという順番を決めてからは、干すのを忘れることはなくなりました。

 残された時間を大切にして、自分の好きなことをする時間をとても大切にして、毎日を送っています。お出かけには必ずけん玉を持って歩き、バス停などで、30分待つことになったりすると、その場で、けん玉の練習をするようにしています。

 けん玉をしていると、退屈な時間ではなくなり、「うまいね」と知らない人から声をかけられたりして、有意義な過ごし方になります。できない技を繰り返し練習したり、けん玉大会の技を一通り、試合と同じ形式での練習をして、何回できたのかを数えて行ったりしています。

 残された時間を皆さんも、時間を大切にして、有意義な生活をして生きましょう。参考にしていただければ幸いです。

◇  ◇  ◇

 毎日を大切に、生活のリズムを保つよう工夫をこらした生活を楽しんでいるという印象を受けた。今を生き、楽しむことを惜しまない。出会いを大切にすること。その前向きな姿に、会場の参加者は感心し、人生の先輩からのメッセージに言葉の重みをも感じた特別講演となった。

 けん玉に託された人生のメッセージ。けん玉にはドラマがある。

 できることからコツコツと、毎日の継続した努力に感銘を受け、未来への希望を持って、95歳になっても、なおも前進する力を持ち続けること。そこに、脳が衰えないヒントがあるのではないか。

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