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那覇市議会議長の不信任案可決の「理由」

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)

 那覇市議会の金城徹議長に対する不信任決議案が17日、自民、公明両党などの賛成多数で可決された。

 市が今年3月に公表した文化財課の不祥事に関する情報を議会に適切に伝えなかったことなどを理由に「議長として不適格」と断じた。また、公用車の公務外利用も指摘された。

 さらには、昨年4月に普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する意見書が採決された際も、那覇市と直接関係がないにもかかわらず、「緊急性がある」として臨時議会を強引に招集したことも批判の対象になった。

 金城氏は翁長雄志知事の側近の一人で、知事支持派のうち県内の市町村議会で唯一の保守系議員会派「新風会」に所属していた。ある市議は、「安慶田光男副知事、久高将光副市長という元新風会の盟友が先に出世した。ライバル心と上昇志向が強いせいで、完全に市民目線を失った」と分析している。

 不信任決議案は、「公平・公正な議会運営と議会改革が期待できない」として提出された。元新風会の議員らで構成される保守リベラル会派「なはの翼」、新風会会長を務めていた知念博議員も賛成に回った。今回の議長不信任決議で、保革を超えた「オール沖縄」を主唱してきた知事支持派の亀裂は決定的になった。

 6月5日の県議選には新風会から市議2人が出馬したが、ともに落選。その結果を受け、同会派会長だった知念氏は6日、無所属となった。

 金城氏は議長のため現在は無所属。新風会は最大12人だったが、現在は4人しかいない。そのうちの2人は来年の市議選には出馬しないとも言われている。新風会は風前のともしびか。(T)

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