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米英で再燃する武漢ウイルス研究所〝起源説〟

再び「中共責任論」高まる

 中国はコロナを封じた〝勝者〟のフリをしているが、習近平国家主席は眠れない日々を過ごしているかもしれない。ウォールストリートジャーナル(5月24日)の「武漢ウイルス研究所職員、19年秋に体調不良で通院か 米報告書」によると、同研究所の3人の研究員が2019年11月に病院での治療が必要になるほどの体調不良を訴えていたことが、米情報機関の報告書から明らかになったという。

 中国の官製メディアは2020年1月下旬、「武漢の海鮮市場でコウモリを食べた人から広がっていった」と報じたわけだが、それが疑わしいことはもちろん、コロナウイルス発生時期についても、習政権が隠蔽していた可能性がより濃厚になったわけだ。

 ABCニュースの「衛星データは、コロナウイルスが以前に中国を襲った可能性を示唆している:研究者」(2020年6月8日)が特集した、ハーバード大学医学部ジョン・ブラウンスタイン教授(ボストン小児病院イノベーション最高責任者で医療センターの計算疫学研究所所長)の見解とも一致する。

 同教授の研究チームは、2018年10月と2019年9月の「商業衛星画像」を調査、分析している。その結果、「昨年(2019年)秋に武漢の主要病院周辺の自動車交通の劇的な急増は、新型コロナウイルスが存在し、発生が最初に世界に報告されるずっと前に、中国中部に広がっていた可能性を示唆している」「武漢天祐病院の駐車場の2019年10月の車両数は、2018年の同月と比べて67%も多く、武漢同済医院の交通量も2019年9月にピークを記録した」ことなど、武漢の5か所の主要な病院の外で2019年秋に交通量が大幅に急増している観測結果を衛星画像とともに公表したのだ。

 さらに同時期、中国の検索エンジン「百度(バイドゥ)」において、「咳」「下痢」などのキーワードで検索する回数が激増していたことも補足した。「咳」「下痢」などは、後の「武漢肺炎」の典型的な症状として挙げられている。ブラウンスタイン教授は、この分析が「状況証拠」であることを認めたうえで、「研究が新型コロナウイルスの起源の謎のなかで、重要かつ新しいデータポイントになった」と語り、「(2019年)10月に何かが起きていた」「明らかに、新型コロナウイルス大流行の始まりとして特定された以前から、ある程度の社会的混乱が起きていた」と総括している。

ウイルスの兵器化を研究か

 新型コロナウイルスの起源そして正体について、米英などは今も調査を進めているようだが、最近、米国国務省が「中共が5年前にコロナウイルスを兵器化する方法を研究していたことを暴露する文書を入手した」との話が報じられ、英紙「デイリー・メール」も、人民解放軍と武漢ウイルス研究所との密接な関係を〝証明〟していた。

 中国の生物兵器に関する教材『非典非自然起源和人制人新種病毒基因武器』(軍事医学科学出版/2015年)がここにきて注目されているのだ。FOXテレビもクローズアップした同書には、「現代の遺伝子兵器は、動物伝承実験によって人工遺伝子組み換え生物兵器を自然源として偽装し、平時に敵対国に投入し襲う」などと記されている。

 マイク・ポンペオ前国務長官は、5月24日、FOXニュースに出演して、「コロナウイルスのパンデミックは中国の研究室が起源だと確信している」と述べ、「中共政府は漏れたことを隠蔽している」と非難した。

 日本では政治家も識者もマスメディアも、コロナの感染数かワクチン接種に関する話しか取り上げないようだが、欧米諸国ではパンデミックへの「中共責任論」の声とともに、「生物兵器」疑惑が再び高まっている。

「天然なのか人工なのか、日本は本当に議論していないのですか?」

 

 

 昨年7月、『習近平が隠蔽したコロナの正体~それは生物兵器だった!?』(WACBUNKO)を上梓した私は、実のところウイルス発生の当初から「生物兵器の類では?」と仮定し取材を進めていた。その最中の昨年3月初旬に来日したコロラド州立大学名誉教授のアンソニー・トゥー(台湾名は杜祖健)博士が、私やその周囲に何度か尋ねたのはこの言葉だった。

 「新型コロナウイルスが天然なのか人工なのか、日本は本当に議論していないのですか?」

 毒物学者として現役時代、米軍のアドバイザーにも選ばれたトゥー博士は、「もし、武漢のウイルス研究所でウイルスを作っていたとしたら、やはり攻撃用でしょう。流行っていないものを研究する必要はありますか?」と語り、「中国政府は『生物兵器とはまったく関係がない、嘘だ』と言いますが、自分から『作っています』なんて言うはずがないでしょう」と笑った。

 SARSなどを研究するP3レベルの実験室を、2006年に「生物兵器に絡む部署の女性主任」に案内されたトゥー博士は、武漢ウイルスを制御するため、北京から早々に派遣された人物が「軍に所属する生物兵器の専門家」だったことにも注目していた。浙江大学を卒業後、人民解放軍に入り、生物兵器の専門家となりアフリカに派遣され、エボラウイルスの研究をした女性の少将、陳薇氏である。

 トゥー博士は、こうも語っている。

 「この度の武漢ウイルスについて、『生物兵器ではない』という識者も確かにいます。ただ、その根拠といえば、『ばい菌やウイルスは、いずれ自分の所に戻ってくるから、そんな危ないものを使うはずがない』『中国は生物兵器禁止条約(BWC)に加盟しているから』という希薄なものでしかありません」

 それにしても、多くの日本人は「コロナとの戦い」を常套句にしているが、「中共が生物兵器を、敵対国に投入し襲う計画を持っていた」との話を知ったら、「陰謀論」と否定するのだろうか。

ゲイツ財団は「救世主」なのか?

 コロナの起源と正体も不透明なままだが、ワクチンも早く出来すぎではないだろうか。膨大な寄付をするビル&メリンダ・ゲイツ財団が、ワクチンの開発や検査システムに深く関わっていることは周知の事実である。コロナ禍以前から、反ワクチン運動で絶大な影響力と支持者を抱えるのがロバート・F・ケネディJr氏(以降、「ケネディ弁護士」と記載)である。名前からわかる通り、ロバート・F・ケネディ元司法長官の息子でジョン・F・ケネディ元大統領の甥である。環境弁護士で作家、チルドレンズ・ヘルス・ディフェンス会長、ウォーター・キーパー・アライアンス取締役会の会長などを務める。

 父と伯父が不可解な銃弾で絶命したその息子で甥、という立場のケネディ弁護士は、アフリカやアジアなどの発展途上国においてのワクチン被害者(弱者サイド)に寄り添い、命を賭して戦っている(昨年4月、ケネディ元司法長官の孫娘と息子の不審死が報じられた!!)。

 独立系メディアの「グレート・インディア」(2020年4月13日)は、ケネディ弁護士が会長を務めるチルドレンズ・ヘルス・ディフェンスのサイトに掲載された「ゲイツのグローバリストのワクチンアジェンダ:製薬とウィンウィンのための必須ワクチン接種」の内容を転載している。

 そこには、ゲイツ財団が長年進めてきた、インドにおけるポリオワクチン接種による死去を含む悲惨な副作用の話や、ケニア女性が強制された破傷風ワクチン接種が不妊につながっている話、アフリカや中南米などで髄膜炎の予防接種を子供に強制したところ1割に副作用、ネルソン・マンデラの元シニア・エコノミスト、パトリック・ボンド教授がゲイツ氏の慈善活動を「冷酷」「不道徳」と表現、などが記されている。ポリオ被害の具体的な数値などは、日本語のネット空間でも拡散されているが、大手メディアがファクトチェックやカウンター記事で、ケネディ弁護士の発信内容を全面否定しているのだ。

 ゲイツ氏は慈善活動を通じてWHO、ユニセフ、Gaviワクチンアライアンスや非営利団体「PATHマラリア・ワクチン・イニシアチブ」を管理し、製薬会社のワクチン開発につなげ、さらには「ワクチンに対する監視と、心理的操作を行う製薬業界のフロントグループ」の大規模なネットワークに資金を提供している、という話も出ている。

ワクチンは「恐怖の人体実験」か

 「ワクチンを打てば安心」と人々が考えるよう誘導する組織が、世界で密かに暗躍している、ということのようだ。マスメディアの収入源の約8割が広告料である。DS(ディープステート)と表裏一体のグローバル企業や組織=スポンサーの意向を反映するのがマスメディアだとすると、視聴者、読者は「洗脳される対象」なのだ。ゲイツ財団は、「金(カネ)の力」で、第三世界においてのワクチンの強制的な接種による〝負の側面〟を隠蔽しているのだろうか。

 「ビル・ゲイツのワクチンへの執着は、彼がテクノロジーで世界を救うように定められているという救世主の信念と、より小さな人間の生活を実験する神のような意欲によって煽られている」

 ケネディ弁護士ら反ワクチンの烽火(のろし)で戦う識者は、こう彼を斬る。

 ワクチンを「万能の神」と考えるか、「全世界の人類に向けた恐怖の人体実験」と疑うかは、個人の自由であるべきだ。ところが、日本でもワクチン強制への兆しがある。不気味としか言いようがない。

 しかも、このタイミングでゲイツ夫妻の離婚が報じられた。美しい離婚に見せたかったはずだが、その後、児童買春の罪で有罪となり獄中自殺した(とされる)ジェフリー・エプスタイン氏との交流が暴露され、マイクロソフトの会長時代の女性との不適切な関係までが報じられている。ゲイツ氏の身辺も、騒がしくなるのだろうか。

 そしてもう1人、米国において渦中の人物になっているのが、米国立衛生研究所(NIH)傘下の国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長のアンソニー・ファウチ博士である。武漢ウイルス研究所でのコロナウイルス研究のために、NIHが非営利団体のエコヘルス・アライアンスを通じて、5年間で少なくとも60万ドル寄付したことを認めた。NIHのディレクターによれば、「コウモリのコロナウイルスがヒトに感染できるかを研究するため」だったという。

 新型コロナウイルスにまつわる「闇」が、すべて暴かれる時は果たして来るのだろうか。

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