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アメリカ軍の作戦構想予測

■不機嫌な中国共産党

 中国共産党は戦狼外交で世界を従わせようとした。中国共産党は台湾侵攻を臭わせ、日々危険度が上がっている。そんな時に中国共産党は、フィリピンに喧嘩を売る。フィリピン領海に200隻の民間船を投入。これで中国共産党の傍若無人さを世界に示した。

 4月16日に日米首脳会談の共同会見が行われた。ウイグル人への人権弾圧・台湾問題・東シナ海での対応を含んだ内容だった。日米共同で中国共産党の脅威に対抗する内容だから、当然中国共産党は反発。

■戦狼外交の失敗

 中国共産党は超限戦と戦狼外交を使う。簡単に言えばアメとムチ。相手に1を与えて、相手から100奪う手法。対等な関係ではなく、金で従わせるか、金を貸して担保を奪う。金で従う者には都合が良い話だが、ビジネスと思う者には痛手になった。

 さらに中国共産党は戦争を売りつけて、相手国が戦争回避目的の譲歩をさせる。戦争を売り付けられた国は困惑し、コストが合わないから譲歩するしかない。これで中国共産党は、南シナ海で覇権を拡大した。

 南シナ海に人工島を建設し、さらに基地を建設。周辺諸国は反発するが、単独での戦争では勝てないから動けない。中国共産党は50年以上台湾侵攻を諦めておらず、2020年から台湾侵攻の予兆が見え始める。

 2021年になると、中国共産党は台湾侵攻の動きを強化。人民解放軍の航空機を連日のように台湾の防空識別圏に侵入させ、台湾軍に消耗を強いている。だが中国共産党は戦略を無視した動きに出たこんな時に、フィリピン領海に民間船200隻以上を集結させ居座らせた。

 海上民兵を用いたフィリピン領海の乗っ取りだが、このタイミングで敵を増やす行動は二正面作戦。フィリピンを戦狼外交で脅したとしても、人民解放軍が台湾侵攻したら二正面作戦になる。こうなればフィリピンには好都合で、自国海軍でも対応可能。

■アメリカ軍の作戦構想予測

 仮に人民解放軍が台湾侵攻したら、アメリカ軍が反中国共産党連合を結成するのは明らか。中国共産党の戦狼外交で苦しんでいる国は多いから、フィリピンの様に奪われた領土奪還で参加する国が出るのは間違いない。

 南シナ海にはフィリピンの様に苦しんでいる国は多いから、アメリカ軍主導なら戦争に勝てる。非力な海軍だとしても、参加すれば勝利が得られ領土も奪還できる。参加する国には一石二鳥。アメリカは自国優先だから、これまでは南シナ海への関与は回避した。だが人民解放軍が台湾侵攻したら、アメリカ軍が関与する。

1:反中国共産党連合の結成

2:チベット・ウイグルで独立運動を発生させる

 ベトナム・インドは長年中国共産党に苦しんだ。だがアメリカ軍主導で戦争するなら、ベトナム・インドの地勢は優位になる。人民解放軍が台湾侵攻したら、人民解放軍主力を台湾で拘束。ベトナムは人民解放軍主力の側面を突くことになり、インドは背後を突く形になる。

 参加戦力が少なくても、人民解放軍の側面と背後を脅かす動きになる。これは台湾を支援するアメリカ軍には最適な形。何故なら、ベトナム・インドに対応するために、人民解放軍を割かなければならない。これでは人民解放軍の突進力が低下する。

 さらにアメリカ軍は、チベット・ウイグルの独立運動を発生させるだろう。チベット・ウイグルは中国共産党に併合され支配されている。苛烈な人権弾圧で生きるために国外脱出が発生。独立を望んでも潰されてきた。

 これまでのアメリカは、チベット・ウイグルの独立戦争に無関心。何故ならアメリカの国益にならない。だが人民解放軍が台湾侵攻したら、直接アメリカの国益と関係する。ならばアメリカ軍を用いて、関与するのは当然。

 ならば勝利のために、チベット・ウイグルの独立戦争を勝利の手段に使うのは当然。実際にアメリカ軍は、湾岸戦争時にクルド人を使い手段とした。さらにアメリカ軍に都合が良いのは、チベット・ウイグルの地勢。チベット・ウイグルで独立戦争が発生すれば、台湾の反対側で人民解放軍を分散させる。

■独立の好機

 チベット・ウイグルで独立戦争をすることは好機。単独で独立戦争は失敗するとしても、アメリカ軍の支援が有るなら成功確率が高くなる。仮に独立戦争を開始すれば武装警察だけではなく人民解放軍も投入される。早期解決を求めて苛烈な戦闘になることは明らか、だからチベット・ウイグルでは、ゲリラ戦を用いた長期戦を求めるはずだ。

 長期戦のゲリラ戦支援なら、アメリカ軍にはグリーンベレーがいる。チベット・ウイグルの独立戦争が長期化すれば、それだけ台湾侵攻用の戦力・物資が分散。これは人民解放軍には悪夢で、海では台湾と南シナ海の二正面作戦。陸では側面のベトナムと背後のインド。さらにチベット・ウイグルの独立戦争が背後で人民解放軍を苦しめる。

 人民解放軍から見れば三正面作戦を強いられる。これは包囲網であり、ロシア・北朝鮮しか味方はいない。包囲網の外にイランの味方がいるが、包囲網の外ではイランが孤立する。それにイランは、外から包囲網を破壊するだけの遠征力が無い。

 イランが革命防衛隊を用いたとしても、フィリピン・ベトナム・インドに勝利することはできない。だから中国共産党は、インド洋付近での味方を作ることに失敗した。これは中国共産党の失策。だがこれで、チベット・ウイグルは独立の好機が得られる。

■アメリカ軍に利用されるか?それとも利用するか?

 アメリカ軍は人民解放軍の台湾侵攻まで関与しない。だが一度動き始めたら、アメリカ軍は勝利を追求する。そうなれば使えるものは何でも使う。中国共産党の弱点になるなら、チベット・ウイグルの独立戦争すら利用する。仮に独立戦争を望んでいなくても、強引に独立戦争の流れにするだろう。

 これは日本も同じ。アメリカ軍と共同することは、日本が利用されることを意味する。だが同時に、日本がアメリカを使うこともできる。これは人民解放軍による台湾侵攻まで動かない。だが一度動き始めたら、全てを巻き込んだ戦禍となる。止まることはできない。勝利を求めて進むだけだ。

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